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アイロン屋のおじちゃん

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家のほぼ目の前にアイロン屋さんがあります。

おじちゃん二人で毎日アイロンをかけています。とにかく二人ともよく働いていて、詳しい時間は分からないですが毎日朝8時頃から夜8時頃までは働いているように思います。アイロンは鉄の容器の中に炭を入れて熱したものです。

洗濯した皺々のシャツを持っていくと奇麗にアイロンをかけて、新聞紙につつんで返してくれます。ちなみにシャツ一枚5ルピー(約7.5円)。

おじちゃん二人のうち、一人のおじちゃんは黙々とアイロンをかけ続けるタイプ。

もう一人はアイロンをかけながらも、アイロン待ちのお客さんとも楽しそうに話をしていて、私が通る時にはいつも「ハーイ!」と手をとめて笑顔で挨拶してくれます。

ただ、おじちゃんは基本はタミル語しか話せないので、それ以上うまくコミュニケーションをとれません。それでも毎日アイロン屋の前を通る時、おじちゃんと笑顔で挨拶をかわすとなんだかホッとするので、いつもおじちゃんを探してしまいます。

また、挨拶をする方のおじちゃんには奥さんがいることはわかっていて、笑、その奥さんは毎朝アイロン屋の周りを掃除し、後は基本おじちゃんが仕事している横の地べたに座わりこんでおじちゃんやお客さんとしゃべっています。

お昼になるとどこからかカレーを買ってきて、又みんなでおしゃべりながら食べています。

おじちゃんにはアイロンをかけている場所以外に、住んでいる家があるらしいということは身振り手振りでわかったものの、子供がいるのか、この生活に満足しているのか、実はすごく大きな悩みをかかえているのか…など、それ以上の情報は何も知りません。
それでも、おじちゃん達の様子を見ているとすごく良い笑顔で、みんなと楽しそうに話して仕事をしている姿が幸せそうだなーと感じます。

だけど、ふとアイロン屋っていつまで存在するのだろうと考えてしまいました。

インドは経済成長がめざましいと言われ、きっと今後アイロンをもつ家庭も増えてくるのだと思います。そうなるとおじちゃんの所に服を持ってきて、待っている間おじちゃんと話す人も減るのかと思うと寂しそうなおじちゃんを想像してしまいます。

そして近い将来、アイロン屋という職業はなくなるのだろうなと…。

 

これはアイロン屋に限ったことではなく、他の職業のインド人も、みんなで楽しそうにしゃべりながら仕事をしていることが多いのに(それを非効率とも言うのだと思いますが…)それをさまざまな方法で効率化され、仕事の形が変わっていったとき本当にインド人は今より幸せになれるのだろうかと考えてしまいます。

きっと経済成長によって、さまざまな選択肢も増え、もちろん良いこともいっぱいあるのでしょうけれども。

少なくともアイロン屋のおじちゃんが引退するまではアイロン屋の商売が成り立ちますように…と何もおじちゃんの事情も知らないものの勝手に願っています。(いらぬお世話かもしれませんが…、苦笑。)

インドの経済成長がインド人の幸せにつながるといいなと、こちらに来てから思うようになりました。

写真の奥のおじちゃんの笑顔見えますか?笑。

(奥のおじちゃんが黙々とアイロンをかけ続ける方、手前のおじちゃんがいつも挨拶する方です。)

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