日本語とタミル語が似ている...

日本語とタミル語が似ているというお話

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最近チェンナイでは日本語を学びはじめる人が多いんだそうです。

実際に、8月にチェンナイで開催された

「日本語の夕べ」というAOTS(海外技術者研修協会)主催のイベントでは

日本語を流暢に話す100人近くのインド人が集まって

日本語で俳句を読み上げるインド人女性や

日本語で漫才をするインド人男性グループがいて

ビックリしたのを覚えています。

「将来的に日本企業で働きたい」

「アニメやマンガなどの日本文化をもっと知りたい」

そんな希望を持って勉強をスタートさせる人が多いんだとか

その日本語能力のレベルを評価する基準として

『JLPT』という世界標準の日本語能力試験が利用されているようです。

 

 

この試験は”N1”~”N5”という5つのレベルに分けられていて、

“N1”および”N2”合格者が日本語通訳者として仕事ができるレベルです。

チェンナイで日本語教師をしている方の話によると、

チェンナイの人が感じる代表的な「日本語が難しいところ」は、

- 句読点以外に文字の区切れがなくて分かりにくい

- ひらがなや発音は覚えやすいが、カタカナは角ばっているので覚えにくい

- ひらがな、カタカナ、漢字が3つあるのが難しい

- ひとつの漢字に複数の読み方があるのが難しい

といった感じだそうです。

そういえばタミル語もひらがなのように丸まっている文字を使うので、

ひらがなは覚えやすいのかもしれませんね。

 

ところで、チェンナイの公用語はタミル語です。

インドと言えばヒンドゥー語なんじゃないの?

と思われるかもしれませんが、

インドには政府が認めている公用語として15言語あって

(紙幣に記載されています。)

 

ヒンドゥー語はその中のひとつにしか過ぎません。

で、私が興味を持ったのは

日本語とタミル語には似ているところがたくさんある、というお話。

国語学者であった故・大野晋さんという方も

日本語の原点はタミル語にある、といった研究をされていたようです。

似ているところを具体的にあげてみると、

- 疑問文の作り方が同じ

(日本語は語尾に「か?」をつけるがタミル語は語尾に「アー?」をつける)

- 文法・文章構成の語順が似ている

- 擬音語・擬態語の表現が似ている

- 基本母音(a, i, u, e, o)が同じ(長母音と短母音の違いはあり)

- その他、似ている言葉がたくさんある

(辛いと伝えたい場合、カーラと言えば伝わります。)

中でもいちばん面白いと思ったのは、擬音語・擬態語。

「すらすらと(日本語)」が「サラサランヌ(タミル語)」だったり、

「ひそひそ話をする(日本語)」が「クスクスッカ(タミル語)」だったり

「ハキハキとした(日本語)」が「スルスルッパーナ(タミル語)」だったり

「ワクワクして(日本語)」が「パラパラッパー(タミル語)」だったり(笑)

日本語の原点がタミル語にあるのかどうかの真相は分かりませんが、

いろいろな類似点があるだけでちょっと嬉しくなりました

 

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8 コメント

  1. こんにちは、
    南インドのチェンナイから参りまして、日本に仕事しているジェヤと申します。タミル語を母国語で話しています。日本語を勉強し始めた時タミル語と日本語が似ているのでびっくりした。今は日本語能力試験N2のレベルです。

    田中さんはタミル語と日本語が一致していることが詳しいですね。大野晋さんについて私も聞いたことがあります。タミル語について知っている人が見つけて本当にうれしいです。私も日本語に凄い興味を持って勉強しています。次N1に参加したいと思っています。皆さんよろしくお願いします。

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