インドのビジネスチャンス

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日本人がインドで商品開発をするのは無理なのか?

毎日、朝食にオートミールを食べています。

ホットミルクにはちみつを入れて、

その日の気分でジャムをトッピング。

チェンナイで売っている食パンはどうも美味しくないし

美味しい菓子パン屋さんは値段が高いので

オートミールでも食べてみようかと思い立って食べ始めたところ一気にハマってしまいました。

 

そこで、少し調べてみると

どうやらインドのオートミール市場

ここ数年で急成長しているんだそうです。

現在のインドにおける市場規模は20億ルピー(約34億円)

年率40%超のペースで成長しているというからスゴいですね(参照:1月4日付インド新聞)

私がいつも買っているのはペプシコのブランド『Quaker Oats(クエーカー・オーツ)』のこれ

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これは牛乳をかけて食べるプレーンタイプですが、

おそらくペプシコ、マリコ、GSKコンシューマー等各社が販売し始めた

味付きのオートミールが大ヒットしている様子

これはお湯をかければすぐ食べられるというインスタント風オートミール

定番の「マサラ味」を買って食べてみましたが本気でまずいです。笑

他にも辛いものから甘いものまで幅広い種類のオートミールが

小袋に分けられて販売されていますがどれもクソまずい。

あらためてインド人の味覚が私たち日本人とは全く違うことを思い知らされました。

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私たち日本人の常識が、インドでは全く通用しないことは他にもたくさんあります。

今となっては有名な話ですが、

例えば、インドで売られている「鍵付きの冷蔵庫」は

お手伝いさんを雇うのが当たり前のインドで生まれた盗難防止用冷蔵庫ですし

テレビについている「音量最大化ボタン」は

騒音でうるさい屋外同然の環境でテレビを観ている人が音を聞き逃さないための機能です。

車のクラクションを頻繁に使用するインドでは

バラエティに富んだクラクションが市場に出回っていて、

また、簡単に音が出せてかつ耐久性が強化されています。

先日、タクシーに乗っていたとき、

隣接して走っていた車に左のサイドミラーを思いっきりぶつけましたが、

運転手は「こんにちは!」みたいなもんだと笑っていました。笑

というワケで、インドには元から左のサイドミラーが付いていない車もたくさん走っています。

 

どんな商品開発をするにも

現地に住む人のアイデアを取り入れることが大切だと言われますが、

インドに限っては全て任せてしまうぐらいでなければ

ヒット商品を出すのは難しいのかもしれませんね

 

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「インドは好きな人じゃなきゃ来たらダメ?」 インドでの現地採用を検討している人へ

私はチェンナイで日本企業のインド進出をサポートする仕事をしています。

特に、すでにインドに進出している日本企業からは

会計・税務の専門家としての役割を求められます。

つまり、インド子会社の会計や税務、親会社に対する財務報告などを

インド子会社と親会社の双方のニーズに合うような形でサポートさせていただく、

そして、チェンナイで日々奮闘している駐在員の方が

インドで本業に専念できるような体制を作っていく

これは、本業以外に時間を取られがちなインド子会社と

求めているレベルの財務報告が

子会社からタイムリーに得ることができていない親会社にとって

価値を見出してもらえるサービスだと考えています。

 

一方で、私がチェンナイでご訪問させていただいた日本企業からは、

このような日本人が提供する会計事務所のサービスに対して

残念ながらネガティブなイメージを持っておられる企業が多いことに気づきました。

理由は単純です。

1~2年で担当者がすぐに辞めてしまうのだそうです。

そして十分な引き継ぎがないまま経験のない日本人が後任としてやってくる

経験やノウハウの蓄積がされていないのでいつまでたってもサービスは良くならない

海外に住む日本人が現地で日本企業をサポートしようとしているにもかかわらず、

結果としてその評判が良くない、というのはあまりにも悲しい話です。

 

ただ、その根本的な原因を考えてみると、

このインドに限ってはある意味で当然の話なのかもしれません。

日本企業の駐在員は住宅や危険手当、家族の教育費全額負担、海外買い出し休暇等含めて

相当に手厚い待遇を得ています。

そして通常彼らには2~3年という任期がありますが、

親会社でたっぷりと経験を積んだ後任の候補者が次の出番を待っていて

常に控えがいる場合が多いのでほとんど問題にはなりません。

一方で、インドの中堅・中小の会計事務所で働いている日本人は

現地採用である場合がほとんどで給与水準も低く(=経験も浅く)、

それなりに厳しい生活を強いられています。

そんな状況の中で生活をしていると

「やってられなくなる」人が出てくることも想像に難くありません。

そして、突然仕事を辞めてしまう。

会計事務所はあわてて経験の浅い後任を外部から採用せざるを得なくなるわけです。

10年近くインドに住む現地採用の女性が

「インドは好きな人じゃなきゃ来たらダメ」

っと言っていたのをよく覚えています。

確かにそれも一理あるかもしれませんが、

私はそれ以上に長期的にインドでやっていくだけの覚悟が必要だと思います。

インドが好きなだけでは仕事はうまくいきません。

 

会計事務所に限った話ではありませんが、

法律事務所や保険会社、証券会社等の金融機関も含めて

物を売らないサービス業者にとって

何よりの資源である「Human Resource(人材)」が、

長期的に、かつ、一定以上の品質でサービスを提供し続けることができる体制を整えていくことが

難しくもあり、かつ、事業拡大には大切なことです。

つまり、まずは自分自身が経験やノウハウを蓄積できるように長期的に頑張らなければならない

そして、長期的に頑張っていける環境を自分で作っていかなければならない

もし、職場環境や給与に不満が出てくれば、

自分が抱いている不満に対する正当性をしっかりと評価した上で、

正直にそれを勤務先に伝えていかなければならないし、

いつでも転職もしくは起業して独立できるだけの準備をしておかなければいけない

特に生活環境の厳しいインドでは

この国で働くということの意味を事前に理解しておく必要があります。

月刊誌『COURRiER Japon』の昨年10月号のタイトルは

「行き詰った日本を捨てて、あなたは海外で生きられますか?」

ここにアジア各国で働く日本人が紹介され、

各国の在留邦人のデータが掲載されていましたが

インドはこんな特集にさえ取り上げられていません。

中国:約14万人

タイ:約5万人

シンガポール:約3万人

フィリピン:約2万人

インドネシア:約1万5000人

マレーシア:約1万人

これに対して中国とほぼ同じ人口規模を誇るインドの在留邦人はたったの約6000人です。

ここチェンナイには約700人しかいません。

現地採用でインドに来ることを検討している日本人の方は

この現実を自分自身でしっかりと評価した上でご判断されることをおすすめします。

なーんて言ってますが覚悟さえ決めてインドに来てしまえば大したことはありません。笑

逆に青天井に広がる可能性を目の前に

こんなにワクワクできる場所はインド以外他にはないんではないかと思います。

いつでもお気軽にご相談ください♪

 

(近所の野菜マーケット。この人混みの中にも牛がいます。笑)

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チェンナイメトロ路線図を眺めてみる

先日チェンナイの道路をオートで走っていたら

工事中の囲いの中に直径7メートルぐらいはあろうかという

円柱系のドデカい機械を発見

(写真を撮り忘れてしまったのでお見せできなくて残念)

ちなみにその機械メーカーのリンクはこちら

 

どうやら地下鉄用トンネルを掘るための機械のようです。

デリーやムンバイなどではすでにメトロ(地下鉄)が運営されているようですが、

ここチェンナイではメトロ開通に向けて現在工事の真っ最中

 

昨年9月のBusiness Standardの記事によると

人口200万人超のインド国内19都市において

順次メトロ整備プロジェクトをスタートさせていく、とのこと。

日系企業にとってはこういうビジネスチャンスをつかみ取っていきたいところ

チェンナイでは JICA(独立行政法人 国際協力機構)が

円借款としてインド政府との貸付契約を締結していて、

「チェンナイ地下鉄建設事業」として

日本はチェンナイメトロの整備プロジェクトに関わっています。

ただ、このような都市インフラ整備プロジェクトは

当初から官民連携を前提にているケースが多くて、

そのプロジェクトに入り込むために

中央政府や州政府のインフラ整備政策を事前によく理解すること

そして、プロジェクトそれぞれの入札に関する具体的な情報をつかむことが重要です。

そのためには現地のコンサルタントを利用することも必要になってくると思われます。

 

チェンナイメトロがいつ開通するのかは分かりませんが、

全部で32駅できる予定のようです。

この完成予定路線図を眺めていると

メトロが開通する頃にはチェンナイでの生活も随分と変わってくるだろうなとワクワクします。

(Chennai Metro Rail Limitedホームページより)

Chennai Metro

 

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インドの携帯電話SMS密着型ビジネスの行方

デビットカードって使ったことありますか?

お恥ずかしながら私はインドに来て初めて

デビットカードというものを持ちました。

というか、インドで銀行口座を開設したら

“VISA”って書いてあるカードを渡されて

「え?これクレジットカードなの?」って確認したら

デビット機能付きのキャッシュカードだったというわけ。

 

デビット機能というのは、

クレジットカードでもなく、

電子マネーでもなくて、

利用した時点で普通預金から即時に引き落とされるという支払サービス

VISA加盟店であればどこでも使えるようでこれが思いのほかとても便利です。

私はICICI銀行というインド国内の大手銀行で口座を作ったんですが、

おそらくHDFCやState Bank of India、Axisなどの他行でも

同様のサービスが提供されているはずです。

さらに便利なのが、口座の入出金をいちいち携帯電話のSMSにお知らせしてくれるんです。

しかも入出金の動きがあったその瞬間に。

 

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例えば、昨晩近所のスーパーで買い物したんですけど、

その時に637ルピーをデビットカードで払いました。

すると、その瞬間に携帯に上記のようなメッセージが届いて、

「637ルピー引き落とされました。残高は○○○ルピーです。」

と教えてくれる。

例えば、会社で経費精算をしてお金が口座に振り込まれると

その瞬間に入金額と残高を教えてくれる。

インドではこうした銀行取引だけでなく、

セキュリティの観点から様々な登録手続時に

本人確認用としてSMSが送られてきたり

タクシーやその他様々な予約サービスの確認

以前に紹介したAirtelの簡易情報リサーチサービス『Airtel Gyan』などなど

携帯電話のSMS機能を積極的に活用したサービスがたくさんあるようです。

 

これもモバイル機器利用によるネットユーザーが

急速に増えていることが背景にあると思われます。

2009年にたった410万人ほどだったモバイル機器ネットユーザーが

2012年末現在で約8700万人に、

そして2015年には1億6500万人になるというデータもあるようで(下記リンク参照)

今後どのようなSMS密着型ビジネスが生まれるのか楽しみです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000001-indonews-int

 

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給与水準が6分の1であることの意味

2012年6月にインド日本商工会によって発表された賃金実態調査によれば

2011年度のインド全国の昇給率平均は13.9%だったそうです。

この昇給率が仮に今後ずっと続くと仮定すると、

5年後には給料が約2倍に膨れ上がる計算になります。

とは言っても賃金水準はやはりまだ相当に低く、

大学卒業後の初任給の平均は約23,000ルピー(約35,000円)です。

日本の約6分の1ぐらいでしょうか。

単純に考えて、果たして自分は6倍の価値ある仕事ができているだろうか、

そう自分に問いかけてみることは

今のグローバル社会の中で生きていく上でひとつ大切なことであろうと思いますが、

ビジネスでよく言われる「効率的かつ効果的に」という観点から考えると

多少なりとも腑に落ちる部分があるのも事実です。

つまり、正直インド人6人でやっている仕事って

実は1人でできるんじゃないの?と思ったりすることがよくあるんです。

例えば、またまた例に出しますが、「外国人登録手続」(根に持つタイプ。笑)

この史上最悪の手続きだって、

日本だったら3分の1のスタッフ数で、3倍効率よく対応してくれるんじゃないかと。

効率性に価値を見出さないインド人に言わせると、

非効率だけど、その分雇用を生んでいるじゃないかという声さえ聞こえてきそうですが。苦笑

ただ、ビジネスの世界ではそうも言ってはいられない現実があるはずです。

日本の効率的な製造プロセスのその手法を取り入れたいと考えているインド企業は実際にたくさんあります。

そんなことを考えていると

6分の1の給与水準も半ば理にかなっているのかもしれないな

などと思ったりしています。

(全然関係ない写真ですが、先日行ったレストランで急に踊り出したホールスタッフの皆さん。笑)

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さて、新卒初任給平均という数字を見れば

日本の約6分の1という分かりやすい比較ができますが、

実際のところ、賃金や能力はそれこそ本当にピンキリです。

仕事や私生活でいろいろなインド人と話をする機会がありますが、

インドには、日本では考えられないほどに、多様な人間が生きていることを実感します。

路上で生活している人はごまんといますし、

高級車を乗り回しているインド人もたくさんいます。

失礼な言い方になりますが、

本当にどうしようもないぐらいバカな人間もいれば、

非常に頭のキレる、人間的にも魅力的な人間もたくさんいます。

きっとそれは、その人が育ってきた環境が大きく影響しているであろうことは想像に難くありませんが、

そんな多様なインド人社会の中で、

自分自身がどのように人間関係を築いて、

どのようにビジネスを拡大して、

そして、どのように日本人としての存在感を出していくか、

日々、考えさせられます。

インドでビジネスをされている @mickusakabeさん が

以前Twitterでつぶやかれていた言葉が今でも印象に残っています。

「インドはあらゆるものが多様性に富んでいるため、

人・物・サービスの目利きがビジネスの明暗を分ける。

各個人の人間としての裸の実力が試される国だと思う。」

本当にそうだなーと思います。

日本では当たり前だった様々なものがこの国には無い。

そんな環境でもお前はちゃんと生きていけるのか?

そうやって、自分の力を試されているような気がするんです。

だからこそワクワクするし、ドキドキするのかもしれません。

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ディワリ(Diwali)に見るインド人のショッピング動向

今日から年に一度の「ディワリ(Diwali)」が始まりました。

このディワリとはヒンドゥー教の大きなお祭りのひとつで、

「光のお祭り」とも呼ばれているんだそうです。

毎年10月~11月に2日間に渡って開催されます。

基本的には2日目のみが国民の祝日になるようで

今年は11月13日(火)がディワリの祝日に当たりますが、

多くの会社で月曜日も休みとなって4連休の人が多いようです。

お祭りについては後日あらためてブログでご紹介したいと思いますが、

今日はインド人のショッピングについてのお話です。

ディワリシーズンはインド国民が一年の間でもっとも買い物をする時期なんだそうです。

ただ、ある記事によるとここ数年でインド人のその買い物の仕方が少し変わってきたんだとか。

今日はそんなインド人のショッピング動向についての記事をご紹介します。

http://m.economictimes.com/news/news-by-industry/et-cetera/diwali-shopping-five-important-factors-that-are-changing-the-way-indians-buy/articleshow/17175101.cms

The Economic Timesの記事によると、

インド人のショッピングが5つ点において変わってきたんだそうです。

 

(1) 年間を通したショッピングが当たり前となり「ディワリシーズンのショッピング」の競争が激化してきたこと

以前は買い物は「ディワリシーズン」が来るまでは買わずに待つ、という家族も多く、

それぐらいこの時期に買い物をする人が集中していたようですが、

現在は季節ごとに期間限定のセールが行われたり、

様々なキャンペーンが開催されるために、

年間を通してショッピングをするのが当たり前になってきたんだそうです。

そして、昔ほどはディワリシーズンでの売上が期待できなくなってきているようです。

 

(2) 個々人がショッピングをするようになってきたこと

以前は家族単位で買い物をすることが多かったようですが、

現在は個々人が別々に買い物をすることが多くなってきたようです。

その原因として挙げられているのは、

多くの人が仕事等で忙しくなってきて、

家族全員が一緒に買い物に行くことが現実的ではなくなってきたことと、

そして、所得水準も上がり買い物の目的に多様性が出てきたことがあげられています。

 

(3) オンラインショッピングが普及し始めてきたこと

以前は実際にお店へ出かけて買い物をしていたのが、

オンラインショッピングで済ませてしまう人が少しずつ増えてきているのだとか。

例えば、以前はディワリシーズンに家族みんなで買い物に出かけていたのが、

今ではディワリの1か月以上も前に

オンラインでギフトを親戚や友達に送ってしまう家庭もあるのだとか

ある情報によると、インドでは2012年を “オンラインショッピング元年“ と位置付けていて、

現在は小売市場全体の0.1%(約6億ドル)に過ぎないオンラインショッピング市場も

2020年には全体の7~8%(約650億ドル)にまで成長することが予想されています。

 

(4) 科学的に、戦略的に計画された値引きセールやキャンペーンが行われるようになってきたこと

以前は個々人が小売店の販売員とその都度交渉をして買い物をすることが多かったようですが、

現在は季節が終わった後の在庫処分セールやキャンペーンが定期的に行われ、

消費者に対する科学的なマーケティングを

積極的に取り入れる店舗が増えてきているようです。

そして、その値引きセールに合わせて買い物をする人も少しずつ増えてきているんだとか

 

(5) ショッピングの目的が多様化してきたこと

以前は「必要性」にかられて買い物するケースが多かったようですが、

現在は全体的な所得水準が高くなってきたことも手伝って

自分の裁量で自由に買い物したり、衝動買いをしたりする人が増えてきているようです。

特に昨今の大型ショッピングモールの誕生は、

そのようなインド人の買い物欲を後押ししていることは間違いなさそうです

 

私は8月に初めてインドに来たので、

これら5つの変化を実感することはできませんが、

私が実際に感じるインド人のショッピングの現状がこれらに当てはまるのは

まだほんの一部の中間所得層および高所得者層に限った話であるように思います。

しかし、間違いなく言えるのは

これらの前兆が今後5年、10年の間に大きな市場のうねりとして

今後さらに増えていく中間所得層を巻き込んで顕在化し、

相応のビジネスチャンスが広がっていくのではないかと感じます。

 

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ディーゼル車に見るインド自動車市場の今

ディーゼル車に対してみなさんどんなイメージをお持ちでしょうか?

環境に悪い車なんじゃないの?

大型トラックとか?

エンジン音がうるさいやつ?ひと昔前の古い車?

お恥ずかしながら私はよく分かっていないのですが、

日本ではあまり多くは走っていないようですね。

でも、実は今インドではディーゼル車がブームになっています。

完成車メーカーでインド国内トップシェアを誇る

マルチ・スズキのAnnual Report(年次報告書)によると

2012年度はインド国内のガソリン車販売台数が前年度比13.7%減であるのに対して、

ディーゼル車は前年度比37.4%も増えています。

また、インド国内完成車メーカー最大手であるタタ・モーターズは

売上高の約8割をディーゼル車が占めているようです。

インド国内でディーゼル車がブームになっている一番の理由が

インド人にとってのガソリン代負担の大きさにあります。

チェンナイ市内のガソリンスタンドで確認したところ、

本日時点でガソリン代は1リットル当たり72ルピー(約110円)

つまり、日本のガソリン代と比べてそれほど大きくは変わりません。

インドの所得水準は日本の約10分の1だと言われる点を考慮すると、

日本人がガソリン1リットル当たり約1,100円を払うのと同様の負担感があることになります。

それに対してディーゼル車の燃料である軽油は43ルピー(約65円)ですから

ディーゼル車が売れているのも納得です。

 

もうひとつインド自動車市場に見られる特徴があります。

それは小型車(A2クラス:車長が3.4~4.0m)が

シェア全体の約64%を占めているという点です。(参考:SIAM(インド自動車工業会))

理由は次の3つが考えられます。

 

(1)手ごろな車両価格

二輪車は約3万ルピー(約4万5千円)/台

A2クラスの車両価格は40~50万ルピー(約60~75万円)/台

それに対してA3クラスになると80万ルピー(約120万円)超/台です。

現在のインド所得水準を考慮すると、

A3クラスの車を買えるのはほんのひと握りだと思われます

 

(2)燃費の良さ

A2クラスの燃費が約15キロ/リットル

それに対してA3クラスになると約8キロ/リットルです。

ガソリン代の高騰が影響して、

ディーゼル車の人気と同時に、

燃費のいい小型のガソリン車が売れているようです。

 

(3)渋滞環境や駐車場スペースに向くサイズ感

慢性的に続いている渋滞

そして駐車スペースなどを考慮した小回りのきくサイズ感も小型車が人気の理由です。

 

2011年にトヨタは初めて小型車「Etios(エティオス)」を、

同年、ホンダも小型車「BRIO(ブリオ)」をインドで販売開始しました。

日本ではハイブリッド車や電気自動車が注目されているようですが、

ディーゼル車や小型車がシェアの多くを占めるインドの自動車市場は

今後どうなっていくのか。

ちなみに、

2009年に中国が米国を抜いて自動車販売台数世界1位(1,350万台)になったとき、

インドではまだ248万台だったそうです。

それが2011年時点で約329万台になりました。

インドの人口規模と今後の中間所得層の増加を考えれば、

今後まだまだ伸びていくことは想像に難くありません。

それにしても、チェンナイ市内ではすでに現時点で大渋滞であることを考えると

今後さらに車の数が増えていくなんて恐ろしいですね(笑

タミル・ナードゥ州政府さん

道路をもっと作らないと車が走れなくなっちゃいますよー!

 

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ゴミ廃棄処理の現状に見るインドの環境問題

初めてインドに来たのが今年の8月

2か月が経った今でも毎日が驚きの連続です。

(今日はマクドナルドでフィレオフィッシュバーガーを頼んだら肝心のフィッシュフライが入っていませんでした。笑)

最も驚いたことのひとつに街中に散乱したゴミがあります。

ゴミは道にポイッと捨てるのが当たり前

そして、街中に配備された清掃員が散乱したゴミを掻き集めます

一人当たりの人件費は低いと思われますが

清掃員の数を考えると相当のお金が使われているはずです。

チェンナイの観光地のひとつであるマリーナ・ビーチに行ったときも、

そこで買った缶ジュースを飲み終えた後、

空き缶を捨てるためにゴミ箱を探していると

店員さんが「下に捨てちゃいなさい」と。(苦笑)

後先のことを考えず常に目の前のことに全力投球なインド人がここにもいます。

2009年にDepartment of Economic Affairs Ministry of Finance Government of Indiaから発表された情報によると

インドでは都市圏におけるゴミの排出量が

年率で約5%ずつ増加していて

2009年には約6,000万トン/年だったのが

2047年には約3億トン/年にまで膨れ上がると予想されています。

また、ゴミ排出量1トン当たり

約500~1,500ルピー(約750円~2,250円)の費用が

ゴミの回収、配送、選別、廃棄等にかかっているようですが、

そのうち60~70%が回収、20~30%が配送に充てられており、

適切な選別・廃棄処理はほとんど行われていないようです。

回収されたゴミの90%以上が

環境に配慮した適切な廃棄処理がなされずに

そのまま廃棄場に埋め立てられているんだとか。

至るところで目にするゴミの山と

ゴミを掻き集める清掃員の姿を見ると、

これが少なくともチェンナイでは今の現実なんだろうと思います。

それでも、チェンナイ市のホームページを見ると

多少の改善点についての記載はあるものの、

基本的にはこれまでの取り組みを称賛するかのような内容と現状がまとめられています。

電力不足やインフラ不足による目前の生活上の問題だけでなく、

水質や大気、食材の安全性などの中長期的にも人体に影響を与え得る

様々な環境問題、公害問題が潜在的に存在していることは想像に難くありません。

毎日を一生懸命に生きる人々にとって、

目に見えない環境問題よりも、

目の前にある生活上の問題ばかりが優先されるのは当然なので

地域レベル、州政府レベルでの意識改革が必要なのだと感じます。

そして、そこには環境問題に対する日本企業の過去の経験や

積み上げてきた技術がきっと活かされるはずです。

そんな橋渡しになれるような仕事をいつかしてみたい

 

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インド進出の足掛かりをつかめ!

「インドのデトロイト」とも言われる

タミル・ナードゥ州のチェンナイは

自動車産業を中心としたグローバル企業が集積しています。

現在のチェンナイ進出日系企業数は300社を超え、

4年前と比べると約4倍に増えています。

その数は今後さらに拡大していくことが期待されますが、

工業団地、インフラ、電力等において多くの課題も抱えています。

例えば、基本インフラ(上下水・排水・電力供給等)が整備がされた工業団地の不足

港への接続道路の慢性的な渋滞

電力不足による日々の停電

そして、進出を検討する上で必要な情報の不足

インド進出を検討されている日本企業の中でも

これらの課題が非常に大きな負担としてのしかかっているのは

他でもない日本の中小企業だと思われます。

大手自動車メーカーの方の話によると、

一次下請け、二次下請け、三次下請けまで含むと、

一社の大手自動車メーカーの下に

600~700社もの中小企業がぶら下がっていて

その多くがまだインドには進出してきていないとのこと

現在、チェンナイ日本商工会(JCCIC)では

製造業の世界的なハブ地域として発展させることを

目指しているタミル・ナードゥ州において、

様々な部品、高精度な設備等を現地調達できる環境の整備が重要であるとの理解のもと、

同州政府に対して現状の課題について

改善を求める建議書を提出しようとしているようです。

一方で、日本企業向けに開発が進められている工業団地もあります。

例えば、大手日系商社の「双日」がチェンナイから南西に約50キロのところに工業団地を開発中(双日マザーソン工業団地)

シンガポール系大手ディベロッパー「アセンダス」がみずほ銀行と日揮と共同で

工業団地を含む複合都市をチェンナイから南に約50キロのところに開発中(オメガプロジェクト)

そして、先週発表された下記記事によると

チェンナイから北部50キロほどのところにあるスリーシティ(Sri City)で

日本の中小企業向けにレンタル工場を準備する方向で動いている、とのこと

http://www.thehindubusinessline.com/companies/article3991486.ece

 

 

(チェンナイから南西に約50キロ、オラガダム(ORAGADAM)工業団地にあるルノー日産の工場 ↓)

また、私が毎週インド企業に取材をしていて誇りに感じるのは

日本企業と一緒にビジネスをやりたい

日本企業のインド進出をサポートしたい

と考えている中小企業がインドにはたくさんあるという事実です。

基本インフラが整備された未使用の工業用地を持っているのでぜひ活用してほしい、

同業界における法規制上必要な手続や

インド国内の販路拡大、様々な状況で必要となるコミュニケーションのフォローなど

ビジネス以外の面でも日本企業をサポートできるのでぜひ一緒にビジネスをやりたい、と。

日本の中小企業がインド企業と力を合わせることによって

インド進出の足掛かりをつかむ

そしてお互いのビジネスを拡大していく

そんな架け橋になれる仕事をすることが今の私の目標です。

 

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外資系企業にとってのインド小売業界の行方

タイやシンガポールに行けば伊勢丹がありますし、

台湾には阪急百貨店もあります。

でも、インドには日本の百貨店やコンビニさえ一切見かけません。

これはインド政府の外資規制によるものです。

 

(ちなみにインド・デリーには”Twenty Four Seven”というインド企業のコンビニがあるそうです。)

 

2012年の9月に“ある”閣議決定がなされるまでは

単一ブランドを取り扱う小売業のみ

一定の条件下で51%までのFDI(外国直接投資)が認められていました。

つまり、百貨店やコンビニ、スーパーといった

複数ブランドを取り扱う小売業は

インドに“直接的には”進出できない仕組みになっていたんです。

これはインドにある店舗の9割近くを占めると言われる

「キラナ」と呼ばれる小規模小売店(パパママストア)を保護するための規制で、

日本でショッピンモールやスーパーがたくさんできたことによって、

地域の商店街が軒並みシャッター街になってしまったことが

インドでも同様に起こりかねないことを危惧しての規制だと思われます。

 

ここで“直接的には“と書いたのは、

以下の方法で間接的にインドの小売市場に進出することが可能だからです。

(1)、フランチャイズ契約による進出

(2)、卸売業として進出

(3)、製造業および完全子会社(インド企業)として進出

例えば、米小売大手ウォルマート(Walmart)は、

インド財閥のバルティ・グループ(Bharti)と卸売会社を設立することでインドに進出していますし、

英小売大手テスコ(TESCO)も、

インド財閥のタタ・グループ(TATA)が運営する

スーパー「star bazzar」にのみ商品を提供する卸売業として進出しているようです。

そんなインドの小売業界にも少しずつ変化が訪れようとしています。

それは、複数ブランドを取り扱う小売業についても

一定の条件下で51%までFDI(外国直接投資)を認めることが

今年の9月に閣議決定されたんです。(上記画像リンク”Press Note No.5 (2012 series)”参照)

この一定の条件とは、例えば、

- 最低投資額は1億USD(約80億円)であること

- 投資額の50%以上は商品の製造、保管、物流などのインフラに使われなければならない

- 製品・加工品の30%以上が、工場・機械等への投資額100万USD以下の小規模企業から調達しなければならない

といった内容です。

最初は、この閣議決定の内容だけを見て、

「これはインドに大きな変化がおとずれるぞ!」と思ったんですが

この「一定の条件」をクリアできる企業は決して多くないように感じます。

また、昨日の日本経済新聞によると、

現在インド当局がウォルマートの出資を

外資直接投資規制に違反するとして調査しているという報道もあり

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGV19002_Z11C12A0000000/

まだまだ外資系企業にとっては前途多難なインド小売業界となりそうです。

とは言っても、

実は、昨年の7月にも同様の方向性が関係省庁会議において打ち出されましたが

地場産業からの強い反発があって撤回に追い込まれました。

だからこそ、今回の閣議決定はやはり大きな第一歩ですね

 

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デリー近郊在住主婦の食生活事情

先日インドに来て以来、初めての出張に行ってきました。

チェンナイからデリーへ飛行機で約2時間半。

時期的には少し高めのようですが往復で約2万5000円

今回は1泊2日の出張だったので

あまり観光をするつもりもなかったんですが、

デリーでのアポまでに少し時間があったので、

ノイダというデリー近郊の街に住まれているブログで知り合った方とお会いしてきました。

この方は8年以上もインドに住んでいて、

ご自身でもオシャレな服のセレクトショップを運営されている超ステキな人です。

(インドのフリー雑誌月刊Chaloにも掲載されています)

ご自宅でランチまでご馳走になっていたところ、

近くに住むママさん友達が2名、

子どもたちが3名

さらに、日本から取材に来たという日本人2名とインド1名、

総勢8名が加わってなんだか大賑わい(笑)

そして突然始まった取材の内容は

インドに住む日本人主婦が食生活において困っていること、

あったらいいなと思うサービスについて話を聞かせてほしい

というものでした。

私もありがたいことに取材の輪の中に入れもらい

一緒になって「ふむふむ」とメモを取っていました。

聞いていると、やはりデリーはチェンナイよりもかなり便利なようで、

日本食材を多く取りそろえているお店があったり、

日本食材を海外赴任者や海外出張者に届けてくれる

「海外送付サービス」というものがあるんだそうです。

(チェンナイでもこんなサービスないのかな?)

(もしご存知の方がいらっしゃればぜひ教えてほしいです)

チェンナイと比べるとデリーはかなり便利なようですが、

それでもやはりニーズはたくさんあるようです。

デリーに住む日本人主婦の方が困っていることはこんな感じ

–      納豆、刺身、薄切肉、野菜ジュース、離乳食、日本製のおむつがほとんど買えない

–      店によって取り扱い商品が違いすぎるのでまとめて欲しいものが買えない

–      100円ショップみたく何でも安く買える店がないし、プラスチック類がやたら高い

–      新商品が全然出ない。(日本みたいに季節ごとに定期的に新商品を出してほしい)

–      ワインや食材等の保存状態が悪すぎる(温度が命なのに全く品質管理されていない)

–      日本食材が買えたとしてもあまりにも高すぎる

などなど

だから定期的にシンガポールやタイ、マレーシアまで

まとめて食材の買い出しにも行ったりするのだとか。

取材に来ていた食品会社およびロジスティック会社の方も

どうすればインドで日本食材のデリバリーサービスを提供できるか

アイデアを出し合っているようでした。

–      受取人が不在の場合にサーバント(家政婦)に手渡すのはアリかナシか?

–      配達者は英語ができなくても問題ないか?

–      欲しいものがちゃんと届くのを前提に注文からどのぐらいの期間待ってもらえそうか?

などなど

商品を取りそろえて最終的にお客様の手元に届くまでに

多くの利害関係者が関わらざるを得ないので

いろいろと課題があるようで

デリーからさらに他州にまでデリバリー

という話になるとそー簡単には実現できなさそうです。

 

日本食材のデリバリーサービス

チェンナイでも間違いなくこれからニーズが高まってくるので

ぜひチェンナイにも進出してきてください!

 

インドの高金利をどう見るか

インドで銀行口座を開設してみました。

FRROのCertificate(外国人登録証明書)さえあれば手続は超簡単です。

私が開設した銀行では

10,000ルピー(約1万5千円)以上の残高で口座維持手数料はなし(standard account)

50,000ルピー(約7万5千円)以上の残高で専任の担当者がつきます(privilege account)

確か世界的に有名なHSBC(香港上海銀行)の場合だと

10,000HKD(約10万円)以上の残高で口座維持手数料なし(smart vantage account)

200,000HKD(約200万円)以上の残高で初めて専任の担当者がつくので(advance account)

所得水準の違いが明らかに見て取れます。

そこで一番興味を持ったのは

なんといっても定期預金の金利の高さです。

1年で年利約7.0~9.0%

(友達の話ではスリランカではなんと約13.0%~17.5%なんだそう!)

仮に100万円預けると1年後に例えば109万円に

複利計算で2年後には約119万円に

3年後には約130万円になるわけです。

1年間で9万円増えるということは、

1か月あたり7,500円増えるということです。

インドの平均的な給与水準で考えると、

1週間分の給料に相当します。

100万円を定期預金に預けているだけで

インド人の1週間分の給料を何もせずに稼ぐことができます。

インドで生活を続けていく限りにおいては、

これは資金力のある外国人にとっては大きなメリットですが、

同時に、インドの物価水準が確実に上がっていくことは考慮しなければなりません。

また、定期預金をするためには

税務当局が発行するPAN(Permanent Account Number)という

納税やその他手続きに必要となる識別番号を取得する必要も出てきます。

そして、近い将来いずれ日本に帰国をすることを想定する場合はやはり注意が必要

なぜなら、将来インドルピー高が進んでいくと仮定すると、

どれだけインド国内で金利を稼ぐことができても、

日本円に換算するときに元本割れしてしまう可能性は否定できないからです。

 

メリットの裏にはデメリットがあります。

しかし、私たちはリスクを取らなければ相当のリターンを得ることができません。

これが世の常。そして結果的にどうなるかなんて誰にも分からない。

だからいつも”今”をドキドキしながら(リスクを取りながら)

同時に、”今”をワクワクしていたい(夢を持っていたい)

こんな風に考えるとインドの高金利にも

インドという国の可能性を感じずにはいられません