チェンナイを拠点に世界を楽しむ

by 田中啓介 / Keisuke Tanaka

チェンナイ(タミル・ナードゥ州)は酒飲みにとってある意味つらい街です。

お酒に対するイメージの悪さからか

酒類販売免許の取得も相当に難しいようです。

州政府公認のバーやレストランも確かにありますが、数えるほどしかありません。

しかも、男性だけの入店を断られるケースも珍しくない。

男女カップルしか入れないことがあるんです。

だから、怪しい酒屋でお酒を買ってきて家で飲むか、

それか州政府公認のホテルのレストランで高いお酒を飲むか。

(こっそりお酒を出してくれるレストランはいくつかありますが。笑)

要は気軽にお酒が飲めない上に、外で飲むと非常に高い。

食べて飲んですると、ひとり2~3千円ぐらいすぐに使ってしまいます。

酒にこんなにもお金を使っているようでは

酒飲みとしてインドに住んでいる地の利を生かせない。笑

 

 

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逆に、インドには酒飲みが集まる州が2つあります。

それは元ポルトガル領のゴア州と、

元フランス領のポンディシェリ連邦直轄領

この2つの州では酒税がかからないためお酒が安く飲めるんです。

さらに、コンチネンタル料理が楽しめるレストランが多いので

牛肉やシーフード料理を食べながら一緒に飲むお酒はさらに美味しい。

レストランでで概ねお酒一杯50~60ルピー(約80~90円)で飲めます。

ポンディシェリはチェンナイ中心地からバスで片道3~4時間で行けますし、

ゴアは飛行機で片道1時間半、往復航空券も8000ルピー程度(約12,000円)です。

チェンナイからだと共に週末を利用すれば楽しめる距離感

特に、ゴア州にある数々のビーチは本当に美しく

バカンスのために長期滞在する西洋人やロシア人がたくさんいます。

とあるビーチではインド人がひとりもおらず、

ここがインドであることさえも忘れてしまうようでした。

チェンナイという街を別の角度から楽しみつつ、

チェンナイを拠点に様々なインドを楽しむ。

そして、チェンナイを拠点にスリランカやモルディブ、東南アジア、そして世界を楽しむ。

そんな海外生活のあり方について考えていると

チェンナイが持つ拠点としての多様性と、

インドの伝統と文化の多様性がさらに魅力的に感じられます。

というのはちょっとチェンナイびいき過ぎるでしょうか。笑

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