スリランカが誇るビーチリゾートの魅力

by 田中啓介 / Keisuke Tanaka

「光り輝く島」という意味のスリランカ。インドのすぐ南東に位置するスリランカは、私が住んでいる南インド・チェンナイからだと片道1時間半です。東南アジアやアフリカ、ヨーロッパ諸国に近い地理的優位性と、豊富な観光資源、そして、何よりも生活環境の良さから、2009年の内戦終結後は特に観光で訪れる外国人が増え、また、投資先としても改めて注目されています。人口は2,000万人と少ないものの、1人当たりGDPは約4,000ドルとベトナムやフィリピンよりも高く、インドの2倍以上。安定した経済成長とともに消費が拡大しています。今回はそんなスリランカのビーチリゾートとしての魅力をご紹介したいと思います。

 

スリランカ(旧セイロン島)は北海道を少し小さくしたぐらいのサイズの島で、東西南北の海岸沿いにビーチリゾートが点在しています。その中で何といってもスリランカが生んだ天才建築家ジェフリー・バワ(Geoffrey Bawa)設計、西海岸に広がる椰子の木や海と一体になった建築群は必見です。地平線に溶け込むような、宙に浮いているような、シンガポールのマリーナベイサンズでも有名になったあの“インフィニティープール”のコンセプトは、彼が世界で最初に作ったと言われています。

西海岸のベストシーズンは11月~3月。コロンボ(Colombo)から西海岸沿いを走るコロンボ鉄道(この鉄道がまたいいんです!)で南下すると、彼が設計したビーチリゾートがたくさんあります。個人的に一番のお気に入りは「アバニ・ベントタ」の椰子の木、「ザ・ブルー・ウォーター」の解放感が最高。

▼西海岸沿いをコロンボ鉄道で南下!

▲アバニベントタの椰子の木とビーチ

また、ゴール(Galle)の有名なホテル「ジェットウィングライトハウス」の海との共存も見逃せません。ここからすぐ近くのゴール旧市街には、オランダ東インド会社による統治時代に建設された要塞都市があって、世界遺産として登録されています。今もその当時の街並みの中にオシャレなショップがたくさん立ち並び、スリランカの有名雑貨BAREFOOTの支店もあって買い物から食事まで幅広く楽しめます。

私はまだ行ったことありませんが(ここはお酒が出ないので、笑)、スリランカで民間療法として根付いているアーユルヴェーダを本格的に体験できる施設「ヘリタンスマタゲダラ」もあります。

▼ジェットウィングライトハウスのビーチ

▲ヘリタンスカンダラマのレストラン

あと、ビーチリゾートではないですが、ジェフリー・バワの建築で唯一内陸にあってかつ人気No.1の「ヘリタンスカンダラマ」。深緑と岩肌に沿って溶け込むようにデザインされた建物は、建築物であることを忘れてしまうほど自然と一体になっていて、不思議な感覚に包まれます。

一方で、東海岸のベストシーズンは4月~9月。東海岸はまだリゾート地としての開発途上で、手つかずの自然と共に落ち着いた雰囲気の場所が多いようです。特にサーフィンの名所として有名なトリンコマリーや、サンゴ礁がありスリランカで一番海がきれいと噂のピジョン島、そして、アルガム・ベイが有名です。近いうちにぜひ行ってみたいところ。

 

まずは、コロンボ市内にある24時間営業のカジノで夜通し遊んで、明け方からコロンボ鉄道に乗ってジェフリーバワのビーチリゾートへ移動、昼間は椰子の木とともにビーチでお昼寝。夜は新鮮なシーフードとライオンビールで乾杯、そして、アーユルヴェーダでデトックス、ホエールウォッチング、なんてコースはいかがでしょうか?笑。東京からも直行便は出ているので、3連休もあればスリランカを満喫できること間違いなしです!

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