ナマステ！インドにて現地採用で就労していたタカミ織です。
現在は日本在住、二児のママとして奮闘しながら、インド旅行手配の仕事やライター・漫画家などもしながら暮らしています。
INDIA GO!では私がインドで経験した様々な「インドあるある」を漫画でお届けしていきます！
今回はデリーの借り部屋で直面した、「家にネズミが出没するあるある」について描いてみました。
インドの民家にはネズミがよく出没します。日本のドブネズミのように巨大なものではなく、手のひらサイズの小さいやつです。それゆえ目にも留まらぬ速さで駆け抜けていき、茶色い塊が横切ったけど今の何…あ、ネズミ！？と後から気づく感じです。
さて、日本の一般的な家屋で育った私にとっては、家の中に獣がいるなんて状態はもう緊急事態宣言です。ジェネラルストアで購入した粘着性のネズミ捕りをその場しのぎに設置してはみたものの、かかる気配もなく。でもこれかかったらかかったでどう処理したらいいんだろ。
そんなことを考えながらもまあ、取り急ぎ住む家はここしかない。しかも一度私の真横をすり抜けて行ったあの日以来、その姿をこの目に認めることはないまま数日が経ち、もっと美味しいものがありそうな家に移動して行ったに違いない、なんてもうネズミのことなどすっかりなかったことにして、のんきに台所で料理していたある日のことです。
生ゴミ用に使っていた足踏みペダル式のミニゴミ箱の中で暴れまわるなにがしかの声…、そう、やつはまだ、この家に潜んでいたのでした。しかも勝手にゴミ箱に入り、ご丁寧に蓋まで閉めてくれたのは不幸中の幸いなのか。
でももうむりー、これどうしたらいいの！仕方ないので守衛さんを呼んでゴミ箱を持って行ってもらいました。それ以降、この家でネズミを見かけることはありませんでしたが、一度ネズミが出没した家に暮らすというのはあんまり気持ちのいいものではありません。
インドの文化や人々が好きで、旅を繰り返していた私でしたが、やっぱりインドで暮らすって甘くないんだな。旅するのと暮らすのとはまた違うんだなーと、思い知った出来事でした。
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