インド人エリートとのトラブルあるある

by タカミ織

ナマステ!インドにて現地採用で就労していたタカミ織です。

現在は日本在住、二児のママとして奮闘しながら、インド旅行手配の仕事やライター・漫画家などもしながら暮らしています。

INDIA GO!では私がインドで経験した様々な「インドあるある」を漫画でお届けしていきます!

今回は貸家のオーナーにまつわる出来事、題して「インド人エリートとのトラブルあるある」について描いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デリーで会社が用意してくれた部屋を契約する際、オーナーに直接契約書類を渡しました。契約書のほかにパスポートコピーや就労ビザのコピーなどを渡した記憶があります。

しかし、ものの数日でオーナーから「書類無くしたからもう一度送ってくれ」というメールが。他人の重要個人情報を含む書類をあっさり無くして、悪気もなさそうに再送してくれというのは、日本人としてはちょっとびっくりですよね。

就労開始して間もない私に代わり、先輩が返信してくれるとのことでした。先輩は私より英語が堪能だったし、きちんと抗議した方がいいよねと言って文面を考えてくれ、それをそのまま送信しました。

私はデリーに来て数週間でしたが、ちょうどこのときは年末で、オーナーからの返事を待たず冬休みに突入。メールは会社のPCでやりとりしていたので、その後の返信を私は見ることはなく、飛行機でウダイプルへ。一人旅しながら冬休みを過ごしました。

 

さて年も明けて出社すると、神妙な顔の先輩がそこに。

「ごめん、メールで講義したらオーナーが逆ギレして、週末までに出ていってくれと…。ウダイプルにいるの知ってたし、誕生日だったし、社内で処理して年明けまで伝えずにおこうということになったの。」ま、まじですか。そんなこともあるんですね。さすがインド。

と、今となっては笑い話なのですが、デリーに来て早々立て続けに様々なトラブルに見舞われ、かなり気が滅入ってしまいました。オートリクシャや先輩の友人たちなどに荷物運びを手伝ってもらい、移り住んだ先は就労先のオフィス。オフィスといってもアパートの一室のようなところなので、一応シャワーやキッチンもありました。

しかし一月のデリーの最低気温は8度程度。ベッドではなく床に直接薄いマットレスを敷いて寝ると、壁や床から入り込む冷気がタイルを通じて体に伝わってきます。防寒性は日本の家とは比べ物にならないほど低く、凍えるほど寒かったです。不安と孤独に襲われながら、避難生活が始まりました。

 

この後もインド人のエリート階級の方々と仕事で関わることがありましたが、彼らの多くは非常にプライドが高い(もちろん優しい人もいますが)。カースト制度の名残も大きいだろうし、自己主張の強い国民性もあると思います。

選ばれし者という意識が強いので、こちらが何かを指摘すると、謝るどころかヘソを曲げてしまうということもしばしば。いかにプライドを傷つけないかが、彼らとうまくやっていく鍵なのかもしれないですね!

 

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