インドの伝統衣装を着てみよう!サリーとクルタの魅力

by Koma

インドといえば、豊かな文化とともに鮮やかな色彩が印象的な伝統衣装が世界中で知られています。

その中でも、「サリー」と「クルタ」はインドを象徴する衣装として長い歴史を持ち、多くの人々に愛されています。

この記事では、インドの代表的な伝統衣装であるサリーとクルタの特徴、着方、選び方、さらにそれらが持つ文化的な意味などについてご紹介します。

サリー:女性の美を引き立てる伝統衣装

サリーはインド女性の美しさを象徴する衣装で、5~9メートルにも及ぶ布を使い、体に巻きつけて着用します。

このシンプルな布一枚が、女性の体のラインを美しく引き立て、エレガントな雰囲気を作り出します。

サリーは地域や文化によってデザインや着方が異なり、その多様性がインド文化の豊かさを物語っています。

サリーの基本構成

サリーは3つの主要なパーツで構成されています。

サリー布

長い布で、体を包む部分。

色や柄はさまざまで、シルクや綿など素材によって用途が異なります。

ブラウス(チョリ)

おへそが出るくらいの短いトップスで、サリーの色や柄に合わせて選ばれます。

袖丈や襟のデザインは自由にカスタマイズ可能です。

ペチコート

サリーの下に着用する薄手のスカートで、サリーを腰に固定するために使われます。

実はたくさんある!サリーの着方

サリーは大きな1枚の布でできているため、さまざまな着方ができます。(さまざまな着方が見られるサイト▶The Saree Serious

地域によって数100種類ものドレープスタイルが存在しますが、もっとも定番なのが「ニヴィ」という南インド発祥の着方です。

Komaさん
Komaさん
ざっくりですが手順はこんな感じです
  1. ペチコートを履き、サリー布を固定する
    サリーの一端を右腰に挟み、左側に布を回して一周させます。
  2. プリーツを作る
    サリー布の一部を6~8枚のプリーツに畳み、ペチコートのウエスト部分に挟みます。
    プリーツは均等に整えると見栄えが良くなります。
  3. 肩に掛ける
    残りの布を肩に掛け、自由にドレープを作ります。

YouTubeなどで「サリー 着方」などと調べるといくつも動画がでてきますのでお気に入りの着方を見つけてみるのもオススメです。

クルタ:男女問わず着られるユニセックスな衣装

クルタは、男性の伝統衣装として広く知られていますが、女性にも愛用されるユニセックスな衣装です。

ゆったりとした膝丈またはそれ以上の長さのトップスで、シンプルながらもエレガントなデザインが特徴です。

カジュアルからフォーマルまで幅広い場面で着られ、その着心地の良さから多くの人に支持されています。

クルタの特徴

  1. シンプルで機能的
    クルタはゆったりしたデザインで動きやすく、暑い気候に適しています。
    素材には綿が多く使われ、通気性が抜群です。
  2. 多様なスタイル
    日常用のシンプルなデザインから、結婚式用の刺繍やビーズ装飾が施された華やかなものまで、クルタにはさまざまな種類があります。
  3. 組み合わせの自由度
    男性は「パジャマ」や「ドーティ」と呼ばれるズボン、女性は「レギンス」や「パラッツォパンツ」などと合わせるのが一般的です。

クルタの着こなし方

カジュアルな日常着として着る

とくに女性の場合、普段の日常着として年代問わずクルタを着ている方を多く見かけます。

近年、シンプルなクルタをジーンズやチノパンなどと合わせて、現代的でおしゃれなコーディネートを楽しんでいる方も多いです!

フォーマルな場面で

シルクやサテン素材のクルタは、結婚式やパーティーなどの特別な場に適しています。
ゴールドやシルバーの刺繍が施されたものは、とくに高級感があり、フォーマルな場にもピッタリです。

 

サリーとクルタの選び方

この記事を読んでサリーやクルタを購入したい!と思った方にオススメの選び方をご紹介します。

素材

  • サリー:シルクは豪華でフォーマル向き、綿は日常着に最適
  • クルタ:綿素材は軽く快適、シルクやベルベットは特別な場に

色や柄

フェスティバルや結婚式などのイベントに着ていく場合は、赤・黄・橙などといった明るい色や伝統的な柄がオススメです。

サイズ感

サリーの場合、サリー自体は大きな布なのでそこまでサイズを気にすることはありませんが、合わせるペチコートやブラウスのサイズはとても重要です。

ブラウスは基本的にぴったりと着るものなので、お店で採寸をしてもらって自分サイズ用で作ってもらうことも多いです。

一方でクルタはぴったりしすぎると動きにくかったり風通しがよくなかったりするので、少しゆとりのあるサイズを選ぶと、快適に着こなせますのでオススメです。

文化的な背景と特別な体験

サリーとクルタは単なる衣服ではなく、インドの文化や価値観を反映したものです。

とくにサリーは、地域によって素材やデザイン・着方が異なるため、インド国内を旅行するとそれだけで違いを感じられます。

南インドの「カンチプラムシルクサリー」や、西インドの「バンディニ柄サリー」など、その地域ならではのデザインを試してみるのもオススメです。

クルタについても、インドの結婚式や祭りに参加する際には、インドらしい雰囲気を楽しむための絶好のアイテムです。

インド国内では自分で布を選び、オーダーメイドで自分だけの一着を作ることも可能です。

Komaさん
Komaさん
インドはオーダーメイドがお安くかつ手軽にできるので、わたしも一度にいくつか布を選んで数着作ってもらったりもしました!

おわりに

サリーとクルタは、インドの豊かな文化を象徴する衣装です。

それぞれが持つ美しさや機能性、そして文化的な背景に触れることで、インドへの理解が深まるだけでなく、新しい体験として記憶に残るものになります。

インド旅行や、インドでイベントに参加される際には、ぜひこれらの伝統衣装を取り入れてみてください。

ごうぞう
ごうぞう
特別な1日を過ごせること間違いないぞう!
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