今までのこと、これからのこと。

by 田中啓介 / Keisuke Tanaka

今日で32歳になりました。

海外で誕生日を迎えるのは初めてです。しかも、それがまさかインドだなんて…もしかしてこれは夢ではないかと思う日もまだあります、笑。

 

大学を卒業してから9年間はずっと仕事を中心に生活していました。

薬剤師国家試験予備校の講師をしていたのですが、講義とその準備、テキスト作成等に毎日追われていて、休みの日も仕事をしていて当然という生活をしていました。

体力勝負の仕事で一日に7時間くらい講義し、さらに家でテキスト作成…という日も多々あり、この生活を今後もずっと続けていけるのかなど、将来に対する不安はあったものの、大好きな仕事だったので熱中できたのだと思います。

ですが主人と出会い、自分の生活とは別世界の話を聞くようになり、主人を通じた友達ができるようになりました。海外での生活を少しずつ意識し始めたのはその頃からです。

主人はずっと前から将来は海外で働いてみたいという夢をもっていたので、主人と結婚すると、いつかは海外で生活するのだろうなと漠然と思っていました。

そして、結婚をしたのは今年の1月なのですが、今年に入る頃から主人とも本格的に色々話をし、又色々な人との出会いや話の中で考え、もし海外で挑戦するなら今のタイミングが一番良いのではないかということ、また国はインドに決めました。(決めた…というか半分成り行きですが、笑)

 

まったく知らないインドという国に行くことにも多少の不安はあったものの、むしろ海外に住んだことはなくて慣れないのはどこの国も同じだし、どうせ行くならインドが面白そうだなと楽観的に思えていたのですが…、

「インドに行くと人生感が変わるよ」と聞いたことにも興味がありましたし、笑。

私にとって一番大きかったことは仕事を辞めるということでした。

今更仕事を辞めて今後どうなるのだろうという自分の将来に対する漠然とした不安。また今まで会社のメンバーまた社外の方達にも本当にお世話になり今も恩を感じています。それなのに自分の居場所を手放してしまうことに対する勝手な罪悪感を感じ、辞めると決断するまでにはすごく時間がかかりました。

ですが、色々考えた末、会社を辞めていつかインドに行くのであれば、やはり今だと思い決断しました。

 

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そして今、インドにいます。

インドでの生活は今まで知らなかったような価値観が存在し、新しいことに毎日出会い刺激的です。

ですが、ふとこれが正しい決断だったのか思うと正直まだわかりません。

正しい決断だったと言えるかどうかは今後の私次第なのだと思います。

仕事を辞めるとき、上司が言ってくれた言葉が忘れられません。

「これだけ大切に思っていた仕事を辞めるのだから、辞めてよかったと思えるように過ごせよ!」と。

 

32歳は、インドに来てよかったと思えるように今できることを全力で楽しみ、挑戦していきたいと思います。そして将来的に誰かの役に立つことができれば嬉しいし、いつになるかはわからないけど、今まで自分がお世話になっていた方々への恩返しにつながればいいなとも思います。

 

20 代のときは、30歳すぎたら将来も見えてきて落ち着いているのかな〜と思っていたのですが、まだまだ落ち着くどころではなさそうです、苦笑。

ただ今は「絶対にこうでなければ嫌!」という考え方から良い意味でも悪い意味でも?少し解放されている気がします。

仕事を辞めたこともあるのだろうし…もしかしてこれがインドに来たら人生感が変わるというやつの一つなのかも…?!笑。

 

将来はわからなくても、流れの中で自分の考え方と行動次第で決めていけるという妙な覚悟ができたという意味で20代のときより気持ちは少し楽です。

そもそも、すべて自分で選択しているのだから仕方がないです、笑。

 

ブログを書くことも私にとっては挑戦の1つ!

 

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