インドに来た当初はオート(ミニタクシー)ばかりを利用していましたが、
最近、市内の移動はもっぱらバスやシェアオート(ミニバス)
それでも、さすがに遠出をするときはタクシーを使います。
今日はタクシーの利用上、気をつけなければならない点についてまとめてみたいと思います。
1、 基本的に予約制
チェンナイ(おそらく基本的にインド)では日本のように街を走っているタクシーをつかまえる、という習慣がありません。
一般的なのはタクシー会社に電話をし、
どこに何時に迎えに来てほしいか、
どこへ行く予定か、そして、車種は何がいいかを伝えます。
すると自分の携帯に担当ドライバーの携帯電話番号がSMSで知らされるので、
後はドライバーと直接連絡を取って遅れてこないようにフォローします(笑
なお、これまで利用した感覚では、
予約は出発時間の1時間前ぐらいまでを目安に考えておく必要があります。
また、オンラインでも予約はできますが、
英語ができるドライバーをつけてもらうようお願いできるので電話の方がベターです。
2、 料金体系が日本とは全然違う
チェンナイでタクシーを利用してみて、
日本と決定的に違うと感じたのは
「ドライバーを待たせる」のが当たり前という利用方法です。
その待ち時間が料金プランに当たり前のように含まれています。
インドのタクシーの料金体系の特徴は大きく2種類のプランがあります。
ひとつ目が日本と同じような料金メーターのプランです。
例えば、最初の4キロまで100ルピー
4キロ以降は1キロにつき13ルピーが加算され、
そして、ドライバーの待ち時間(waiting charge)は5分につき6ルピー、という感じ
もうひとつがパッケージプランです。
具体的には3時間で500ルピー、4時間で600ルピー、
6時間で850ルピーといった感じなのですが
ここで気をつけなければいけないのは、
このパッケージプランは時間制でありながら、
パッケージに含まれている最大走行距離が設定されている点にあります。
例えば、あるタクシー会社の「3時間で500ルピー」のプランでは、
最大走行距離が30キロに設定されています。
3時間の範囲内であっても
走行距離が30キロを超えると、
1キロにつき13ルピーが超過料金として加算される仕組みです。
つまり、3時間走り続けていては当然に30キロを超えてしまうので、
パッケージプランにはドライバーの待ち時間がある程度含まれているんです。
利用時間、走行距離を考慮して、どちらが得になるかを判断する必要があります。
3、 運転手とのコミュニケーションに難あり
チェンナイの公用語はタミル語なので、
英語が話せないドライバーも多くいます。
予約時に英語が話せるドライバーにしてほしいというリクエストを出すことによって
ある程度は回避できますが、やはり確実ではありません。
行き先の住所や目印となる建物など、
行き先の伝わりやすい情報を地名の正しい発音を含めて事前に準備する必要があります。
ちなみに、チェンナイを走っているタクシー大手は
Fast Track(ファーストトラック)とHello Taxi(ハロータクシー)の2社です。
街中を見ると走っているタクシーはほとんどがこの2社ですが、
ここ数か月で少しずつ増えてきているのが
カタールから進出してきたMillion Dots Taxi(ミリオンドッツタクシー)
このMillion Dots Taxiは他社よりもほんの少し料金が高めですが、
トヨタ車のみを利用
黒を基調とした革張り風仕上げの車内
パリっとした制服と制帽を着用したドライバーなど
見た目および乗り心地という点で相当の利用価値があります。
また、デリー、ムンバイ、バンガロールでは
『Oracabs』(http://www.olacabs.com/)というオンラインタクシー予約サイトがあるようで、
携帯電話のGPS機能を利用した簡単な予約ができ、
時間厳守、完全メーター制、そしてメールに添付して領収書を送付してくれる、
というサービスがあるようで、
チェンナイにも早く来てくれないかなーと楽しみにしています。
1 comment
内容を拝見しました!
参考になります。ありがとうございます。
仕事でバンガロールチェンナイに来ていますが、
バンガロールから、マイソールまで2日間で、タクシー代(宿泊を含む)で、5800ルピーは妥当でしょうか??
一般的な価格が分からないので、教えていただければ幸いです。
宜しくお願いします。
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