本日、2015年6月29日付で
ついにチェンナイメトロの一部が開通しました!
このプロジェクトが承認された2009年からもう6年
私がチェンナイに来た2012年からもう3年
「本当に完成するのか?」
「どうせまた延期されるんじゃないの?」
「どうせあと5年ぐらいかかるんじゃないの?」
などと言われていつの間にか大した関心もなくなり
一日も早い完成なんて期待さえもされず(?)にいたメトロだけあって
一部とはいえ今日という日を迎えることができたことに少し感慨深いものがあります。
ミーハーみたいでちょっとあれですが、
開通記念日に早速乗ってきましたので写真と一緒に少しご紹介したいと思います。
まずはプリペイドカード(もしくは乗車チケット)をカウンターで購入。
デポジット50ルピーと合わせて好きな金額をプリペイドカードとして購入できます。
お決まりのセキュリティチェックを受け、自動改札を通り、エスカレータでホームまで
身障者にも優しいエレベーターや車いす用のスペースなどもちゃんとありました。
本日開通したのは全42駅のうち7駅のみ(走行距離は約10キロで乗車賃40ルピー)
開通した始発駅はチェンナイメトロの中心的な駅になるGuindy近くのAlandur駅
終着駅はチェンナイ最大のバスターミナル直結のCMBT駅の次にあるKoyambedu駅
チェンナイメトロが完成した暁には、南インドの玄関口チェンナイ国際空港から、
インド全土へつながるCMBTバスターミナルにつながるだけでなく、
チェンナイ最大のチェンナイセントラル駅を中心とした
Southern Railway社が運営する私鉄電車MRTSへの乗り換えも便利になります。
http://www.youtube.com/watch?v=U9qfdUGckE4
(↑社内の様子。生花だらけで完全にお祭りムード。外のお花が飛んでいきそう、笑)
エアコンがきいた車内は快適そのもの。
移動中の振動も少なく、英語でのアナウンスと窓からのぞく椰子の木とともに
チェンナイ市内の景色を違った角度から楽しめるのは新鮮でした。
一瞬タイかどこかの東南アジアに来たような錯覚をしてしまうほど
というのは言い過ぎか、笑
ただ、そんなことよりも、何よりも、
まるで完成したばかりの遊園地に遊びに来たかのようにはしゃぐ
老若男女インド人それぞれのキラキラした表情が印象的でした。
そして、恒例のエンドレス写真撮影大会、笑
インド。遅々として進まず。とはよく言われますが
されど時間をかけながら着実に進んでいくのもインド。
私が生まれたころの日本はすで豊かで便利な社会に発展していたからこそ
今まさに成長しようとしているインドという国で生きるという体験は
きっと自分の人生において貴重な財産になるとあらためて強く感じた一日でした。
(↓またまたアンマ登場。無罪判決のおかげでメトロ開通ですよと言わんばかり、笑↓)
2 comments
日本地下鉄協会では新しくできた世界の地下鉄を機関紙 ”SUBWAY” で紹介しています。今回はチェンナイメトロを紹介しようと思っていますが、適当な写真が見つかりません。貴殿のサイトにある写真を使用させていただけましたらありがたく思います。ご許可をいただけますでしょうか。
小池
ご連絡ありがとうございます。参照元として弊ブログをご紹介いただけるのでしたら、無償でご提供いたします。
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