ここ数日はエビ輸出業者を中心に訪問していました。
一昨日に訪問したのは生きたロブスターを香港と中国に輸出している会社
この会社のトップはどうやら日本のことが好きなようで、
インドでは珍しくオフィスのエアコンはダイキン製、テレビはソニー製
「ぜひいつか日本企業と一緒にビジネスがしたい!」
私にそんな熱い想いをぶつけて下さった社長に
どうして日本には輸出していないのか聞いてみると、
日本は輸入時の食品検査が厳しく、
輸入業者の手に渡るまでに時間がかかりすぎて死んでしまうため、とのこと
残念ながら海産物を生きたまま日本には輸出するのは難しいようです。
でも、こうやって日本は食品の安全性を確保しているんですね。
ちなみに
インド政府系機関であるMPEDA(The Marine Products Export Development Authority)によると
インドの水産物輸出高は2011年度で約28億5,000万USD(約2,280億円)
USDベースで前年度比なんと約34%も成長しているようです。
そんなときにタイムリーな新聞記事
どうやら今年の8月から日本政府が食品検査を強化したことにより、
インド北部産の冷凍エビから基準値を超える酸化防止剤が検出されたそうな
今年8月の日本のエビ輸入量は前年同月比で約4割も減少しているようです。
そんな記事を横目に、
昨日はある冷凍エビ輸出業者の工場を見学させてもらいに行ってきました。
工場内に現れたのはドドーンとデカいひとつの機械
これ。エビの選別機のようです。
白い円柱がぐるぐる回っていて、
滑り台状のこの円柱面に上からエビが滑り落ちてきて、
円柱と円柱の間にある隙間の幅の大きさによって
小さいサイズのエビから順に下に落ちていく仕組みになっています。
これで6種類のサイズに仕分けができるんだとか。
「どうやったら自動でエビをサイズごとに仕分けできるだろうか」と
人間が知恵を絞ってこの機械を作ったんだな、
そんなことを思いながら眺めていると機械って面白いです
お恥ずかしながら、今までの仕事人生で工場の現場に足を運んだ経験がほとんどなかったので、
大型の機械を目にするたびにいちいち感動してしまうのでした(笑