チェンナイでは、顔が黄土色になっている婦人をよく見かけるのですが、どうやら顔に何かを塗っているようです。
(ちなみに若い女性は、あまり黄土色になっている人は見かけません。)
チェンナイの女性にその「黄土色のもの」は何かを聞いてみると、
「ターメリック(和名:ウコン)」なのだそうです。
日本でターメリック(ウコン)といえば、
カレーの材料、2日酔い予防のために飲む(ウコンの主成分であるクルクミンが肝臓の機能を高めてアルコール分解を高める効果が期待されます)、生薬として使う…など、
食べたり飲んだりするのが有名だと思いますが…。
チェンナイでは、美肌対策としてお肌に「塗る」という使い方もとても有名な話だそうです。
ターメリックパウダーは水に溶けにくいので、オイルに溶かして顔に塗るのだとか。
その効果として…、
紫外線予防
殺菌作用
酸化防止作用(ターメリックの抗酸化作用で活性酸素による皮膚細胞の損傷を防ぐ効果が期待できるそうです。)
他にも…、
ヨーグルトとターメリックを混ぜたものは顔のシミを防ぐ効果があるらしい。
ごま油とターメリックを混ぜたものはアトピー性皮膚炎に良いらしい。
また、ターメリックを肌に塗ることで皮膚がんを防ぐという研究報告もあります。
さっそく、薬局に行って「肌に塗るターメリックが欲しい」と言ってみました。
すると、アーユルヴェーダ薬の「ターメリック」クリームを出してくれたので購入!
お値段は90ルピー(約135円)です。
効能・効果として、次のように書かれていました。
『肌の感染、炎症、しみ・そばかす、その他、肌の異常を防ぐのに効果的。また、肌を美しく良い状態に保つ。紫外線から肌を守る。』
成分は…、
『ターメリックからの抽出物 16%
サンダルウッドオイル 0.5%
添加物(主成分は油っぽくない) 適量 』
日本の化粧品については、薬事法ですべての化粧品成分を日本語で記載するように規定されているため、
どんな成分が入っているのかがわかりやすいですが、
このクリームの「添加物」というざっくりした成分表示が少し不安だったので、
顔ではなく、腕につけてみました。
カレーの匂いはしません、笑。
また、このクリームは塗り広げても黄土色にもならず…少し安心、少しガッカリ?!でした…笑。
街で見かけた顔が黄土色になっている婦人達は、
このようなクリームタイプではなく、ターメリックパウダーをオイルに溶かしたものを自分で作って塗っているのかも?!
それにしても、インドでも女性は美肌対策のため色々対策をされているようで、なんだか親近感がわきました。
ちなみに…、
試供品として、薬局でアーユルヴェーダの歯磨き粉も無料でつけてもらえました♪
インドでも試供品はあるのですね。
1 comment
インドの面白い感想有難うござします。日本人の意見とても知りたくてこのブログを見つけました。どうぞ、続けてください。
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