インドに来てから毎日のお酒の量が増え
今ではすっかりお腹ぽっこりな私ですが
ヤシの木から採取できるというお酒
そんな自然のお酒があるという噂を聞きました。
ぜひ飲んでみたい!
というわけで
インド南部で有名な“トディ(Toddy)”というお酒を飲んできました。
トディというと、日本では「ホットカクテル」を思い描く人が多いと思います。
紅茶にブランデーやウイスキーを混ぜ、レモンやシナモンスティックを入れて飲むやつです。
飲むと体が温かくなって、風邪が一発で治りそうな気がするあの飲み物。
ですが、南インドで「トディ」と言うと別名“パームワイン”などと言われたりもする自然のお酒。
このトディが作られるのは6月頃までということで、今年最初で最後の飲み納めです。
インドだけでなく、フィリピンやインドネシア、ナイジェリア、ガーナなどでも採取され、
その名の通りパームツリー(シュロ)と言われるヤシの実を夜間に切り取り、
その切り口に入れ物を設置することによって夜通しその切り口から流れ出る樹液を採取
すると、空気中に浮遊している酵母によってその液体の醗酵が始まるのだとか。
翌日のお昼頃にはバケツいっぱいの自然のお酒が完成!早速いただきました!
ほんのりした甘さと酸味がきいた乳炭酸
酸味のある薄めのマッコリを炭酸で割ったような感じでしょうか
まさにお昼頃が一番の飲み頃ということで、
そのパームツリーが林立する海辺で真っ昼間からインド人と一緒に飲んだくれ、笑
いやーーーまさかマッコリ風のお酒が昼から飲めるとは思ってもおらず感動したのでした。
ただ、時間の経過とともに醗酵がどんどん進行するためか、
夕方に近づくにつれてアルコール度もトディ独特の臭いもかなり強くなってきたので
美味しいトディを飲むためには採取したてのタイミングを狙っていくのがポイントです。
今回、樹液を採取しているところを実際に見れなかったのは残念でしたが
切り取る前の実が大きくなったものがこれなんだそう
チェンナイではこれを“パナンガ”と呼ぶそうですが、
味・食感ともにまさにナタデココのような実が中に入っていてこれがまたとっても美味!
お店の人が写真のように切ってくれて、その切り口に親指を突っ込んで
親指をスプーンのようにして食べるんですが、これがなかなか楽しい。
ちなみに、トディを作るのにケララ州ではパームツリーの代わりにココヤシを使うそうですが、
インド人の友人によると、ケララ州のトディの方が美味しいそうです。
次回ケララに行くときには絶対に飲んでみたい!
↓↓↓ トディの採取ムービーを発見!↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=TprqL0cMDpQ
2 comments
8月3日からチェンナイにいきます!
臨場感あふれるこのブログを食い入るようにみています・・・
コメントありがとうございます。そう言っていただけて光栄です。チェンナイにお越しの際はぜひご連絡下さいませ。
Comments are closed.