さて、今回はチェンナイでの休日の過ごし方についてご紹介します。
チェンナイですでに一通り観光地を回ってしまい、やることがない休日。あまり難しいことを考えずに自然の中でリラックスしたいような日。または体を動かしたいなーという日。そんな日のおすすめをご紹介します。
朝はフィッシュマーケットで新鮮な魚を物色
NOCHIKUPPAM Street Fish Market
(google map)
https://maps.app.goo.gl/4FXvJ4ytr35fSxhh8
さて、朝起きたら、ちょっとローカルのインド人の暮らしを覗きにいってみましょう。
チェンナイは海辺の街なので、漁師さんがいっぱいいます。ベジタリアンも多いですが、ノンベジのインド人は、魚料理をよく食べます。
なので魚市場がいたるところにありますが、海辺のローカルな雰囲気を味わいたければ是非こちらに。
いろんな魚がずらっと道沿いに並んでいます。
ここで注意したいのは、チェンナイは常夏で、40度前後の日も珍しくありません。ずらっと並んでいる鉄板や石でできた台は、日が上るとあっという間に熱々になります。
新鮮な魚を手に入れたい場合は朝早めに行くのがおすすめ。
夕方でも魚は残っていますが、太陽の熱で照らされて、あったかくなってしまっているかもしれません。
ちなみにこちらでは日本食のように魚を生で食べるという食文化はないようで、だいたい焼いたり煮たりして最後にマサラ(スパイス)をふんだんに使う調理スタイル。
なので魚自体の「旨み」を味わうというこだわりはあまりなさそうです。
マハバリプラムまで足を伸ばしてサーフィン
マハバリプラム・ビーチ Mahabalipuram Beach
(google map)
https://maps.app.goo.gl/BeJWU6KL689ShoSJA
Shore Temple Beach
(google map)
https://maps.app.goo.gl/9yuBDX2efpc4WJGNA
時間があってちょっと体力もある方は、インドでサーフィンデビューもいいかも。
チェンナイから車で1時間半ほど南下すると、サーファーのベストスポットがあります。
マハバリプラムという場所はチェンナイ近郊の有名な観光地ですが、いい波があるということで有名なビーチもあります。
海辺に湾岸寺院という世界遺産があり、そこから見える海辺はサーファーで賑わっています。
ここは巷ではベストスポットと言われております。ビーチの使用料は無料です。
メインシーズンは6-9月で、その時期だけ世界レベルの波が立つそうです。
ちなみにワールド・サーフ・リーグ(WSL)というサーフ団体が、去年こちらでインド初の大会を開催しています!
https://surfmedia.jp/2023/08/08/tamil-nadu-international-surf-open/
https://surfmedia.jp/2023/08/18/tamil-nadu-international-surf-open-4/
この界隈にはサーフショップがいくつかあり、井戸水シャワーなどの施設もあります。ボードレンタル、サーフィンレッスンも受けられます。また、地元のインド人と仲良くなるとシャワーは無料で借りれるとか。
サーフボードもオーダーできるそうで、聞いた方によると50000ルピーだったそうです(日本円で現在約94000円)ですが一般的に日本人サーファーは日本から持ち込んでいることが多いようです。
ボードレンタルは2時間500ルピー (940円) ほどなので、サーフィンデビューしたての場合はレンタルの方がよいかもしれませんね。
一人でチャレンジするのが不安な方も大丈夫!マハバリプラムには十人程度の日本人サーファー集団が活動しているそうなので、きっと仲良くなってお酒を飲みに連れて行ってくれるはずです。
日本とくらべて、インドでサーフィンすることのメリットとしては、いつでもすいているので練習に最適なことと、常夏なので一年中水着でできることだそうです。
デメリットは、ビーチも水も汚いことがあり、衛生面をすごく気にする方は慣れるまで時間がかかるかもしれません。まあ、インドはゴミがそこらじゅうに捨てられているので、綺麗な海を期待するのは難しいですね。
ボートに乗ってゆるーくチェンナイの海を楽しむ
Muttukadu Boat House
(google map)
https://maps.app.goo.gl/kcieqGGiY2nscSXA9
さて、次も海で遊ぶ系です。
チェンナイ市内から南下していくと、視界に海が見えてきます。
こちらはさきほどのマハバリプラムへ行く途中にあるアトラクションスポット、
地元のインド人もおすすめしていたボート乗り場です。
大きめのモーターボートから、漕ぐボート、子供が楽しめるペダルボートもあるようです。
天候によっては出せないボートもあるようですが、天気が良い日に数人で行くと、楽しい思い出が作れそうです。チェンナイからマハーバリプラムに行く途中や帰りに時間があったら寄ってみるのはどうでしょうか。
お値段は種類によってちょっと違います。
詳しくはこちらの公式ホームページで確認してみてください。
Boat House – Muttukadu
https://www.ttdconline.com/boat-house-muttukadu.html
実はきれいなチェンナイ市内の有料公園
セモーツヒ・プーンガ Semmozhi Poonga
(google map)
https://maps.app.goo.gl/eRKpezkpCWu442Jz5
チェンナイ版新宿御苑。こちらは広さ 8 万平方メートルの静かな植物園です。異国情緒ある品種など 500 種以上の植物が見られます。
入場料は25ルピー(約50円)。公園全体を緑が覆っているので、炎天下の日でも涼しく過ごせます。お祝い事の記念撮影をしている裕福そうなファミリーもいて彼らの華やかな衣装が見られます。
一部遊具もあり、子どもが安心して遊べる貴重な環境だと思います。
スプリンクラーが至るところにあって水撒きしていますが、歩道にも水飛沫が飛んできて普通に歩いているだけで濡れます。日本だと考えられませんね。でも暑いから、水に濡れるのも気持ちいいものです。複数のスプリンクラーの動きをかいくぐって歩くのも一興。
チェンナイ市内にはこういう整備された公園がいくつかあります。たいてい有料で、日本のようなオープンな無料の公園は滅多にみかけません。
こういう有料の公園でエンジョイしているインド人は経済的に余裕がある方が多いので、お子さんが遊ぶ場所としてはとても安心・安全でよいと思います。
世界で2番目に長いマリーナビーチは夕方以降に行きましょう
マリーナ・ビーチ Marina Beach
(google map)
https://maps.app.goo.gl/xQY8tJWXv4vmy4Xs9
知る人ぞ知る、世界で2番目に長いビーチです。
ちなみに世界一は諸説あって、
ひとつはアメリカのバージニアビーチ(Virginia Beach)で、チェサピーク湾から大西洋にかけて続くビーチは総延長38マイル(約61.2km)におよび、世界で最も長いビーチとしてギネスブックにも登録されているらしいです。
一方バングラデシュ人が国内観光地の筆頭に挙げるのが南部のビーチリゾート地、コックスバザールです。全長125キロメートルにおよぶ天然の砂浜の海岸線は「世界最長のビーチ」と言われています。
ということで、2番目に長いビーチというのもどこかが正式に定めているわけではなさそうですが、確かにこのビーチは長いです。
ただ、海岸線が長いことよりも「海、遠っ」となるのが、ここの第一印象。
すごいのは、砂浜の幅です。幅が約300メートルあります。
ちょっと海に寄っていこう!と思って道路に車を停めて降りても、海ははるか向こうで見えません。
そんな感じなので、お気づきのとおり、昼間にこのビーチに降り立つと、直射日光がんがんの中を歩くことになるので、海に辿り着く前に干からびます。
インド人のみなさんは夕方ちょっと気温が下がってきた時間からこのビーチに出かけるようです。徐々に暗くなる頃〜夜にかけて人だかりが激しくなってきます。
夜は、ファミリーや若者で賑わっています。
準禁酒エリアのチェンナイではアルコールが表立って買えないし、アルコールを提供しているお店もすごく少ないので、ティーンエイジャーもこういう健全な場所でよくたむろっています。高校生くらいの若者が遊具で遊んでいたりする姿を見ると、ちょっと違和感があります。
駐車場から海まで、歩けるデッキが設置されているので、ここを歩くのがおすすめです。
途中で馬に乗ることもできます。
海が見える砂浜で乗馬というとなかなかおしゃれですが、インドのビーチも海もきれいではないので、イメージとは多少違うと思います。
ちなみに私はここでお客さんを乗せて暴走してる馬を見てから、インドで乗馬はしまいと心に決めています。
チェンナイ在住日本人の健康的な楽しみ方
さて、海外在住の日本人は、スポーツを日常的にされる方が多い気がします。
日本の生活と違って、チェンナイでは車移動が多くなります。他の都市は電車やメトロが便利かもしれませんが、チェンナイではまだインフラがそこまで整っていません。
なので、心身ともに健康を保つには、スポーツをする必要があります。
自分を追い込みたいならマラソンがおすすめです。あとは長距離のサイクリング、炎天下のテニスやソフトボール。サッカーなんかも良いでしょう。
これらのスポーツを楽しみたい日本人会のコミュニティがあり、毎週末、または隔週末に集まって練習が繰り広げられています。コミュニティによっては試合のために海外遠征をしたり、とても楽しそうです。
そして最近の傾向として、ゴルフを嗜んでいる方が多い気がします。
わたし自身はゴルフをしないのですが、よくゴルフに行っている方に情報を聞いてみました。
よく利用されるゴルフ場はこちらです。
MADRAS GYMKHANA GOLF ANNEXE (Guindy)
競馬場一面をゴルフ場として利用しています。利用料 2,650ルピー キャディ 約500ルピー
それほど綺麗ではないですが、シャワーもあります。
(Google map)
https://maps.app.goo.gl/6pqkHuBG9DhfP9G96
9 Hole Executive Golf Course (Hirco Palace Garden)
オラガダムにある9ホールのゴルフ場です (プレーは9ホールを2回まわれるそうです)
利用料 2000ルピー キャディ 約500ルピー
こちらには打ちっぱなしの練習場もあるそうです。
(Google map)
https://maps.app.goo.gl/Cp7ngFUDWjZsoZLY7
また、会員制のゴルフ場もあります。
こちらの方が綺麗に整備されていて気持ちがよいかもしれませんね。
Cosmopolitan Golf Club
(Google map)
https://maps.app.goo.gl/9kVYz7mxnZFd28wa6?g_st=il
HP
インドにもスポーツショップはありますが、ゴルフグッズは日本やタイなどで購入されているようです。ボールなど消耗品に関してはAmazon インディアでも購入可能です。ボール1ダース(24球)
で2000-2200ルピー(約5000円)くらい。ゴルフクラブのレンタルなどはあまりないそうです。
チェンナイは一年を通して割と暑く、季節は hot, hotter, hottest の3種類あるよ!、などと言われます。気温40度の炎天下で日中プレイするのはよほど慣れていない限りおすすめしません。
おすすめの時期は、雨季の後、1−3月は比較的涼しく、ゴルフ場でも過ごしやすいです。
また、おすすめの時間帯は早朝!だいたいみなさん6ー12時にプレーするそうです。
こちらの人は、スポーツをする際は相当早く始めます。マラソンは朝4時スタートが基本。日が登ってしまう前が勝負です!
暑いのは苦手で、快適に練習したい、という方には、インドアゴルフもあります。日本でも流行ってますね。
Golfing stop
(google map)
https://maps.app.goo.gl/hyQbEpxXBFiUgMJ46
HP
Golfer’s Edge Chennai
(google map)
https://maps.app.goo.gl/uhqrHDVLjpRpPzGc8
HP
https://www.golfers-edge.com/golfers-edge-chennai
インドでゴルフすることのメリットは、日本と比較すると安い、予約しなくても気軽にプレー出来る、地面が硬いなど、だそうです。デメリットは、とにかく暑い、ゴルフカートが無い、ゴルフ場の選択肢が少ないのでコースに飽きる、といったところです。
チェンナイのゴルフ場は作りが荒かったり単純だったりで戦略を練って楽しむことは難しいので、日々練習して国外 (日本、タイなど) にゴルフ旅行する、というのがチェンナイゴルファーの楽しみだそうです。
インド滞在を機にゴルフの腕を磨くのもいいですね!
今回は、体を動かす、リラックスすることにフォーカスしてのご紹介でした。
インドはどんどん開発されているので、スポーツやアクティビティも今後快適に楽しめるようになると思います。そしてまだ日本よりは比較的安い印象があるので、いまがチャンスです。
ぜひチェンナイの休日を満喫してください!