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生きることの現実を教えてくれる場所

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昨日Youtubeで『情熱大陸』の動画を観ていたら

ニワトリを飼育し、解体し、そして食べる

福岡県久留米市の高校教員、真鍋公士氏が実施している

“いのちの授業” を紹介する動画を見つけました。

インドに住む日本人として共感する内容でしたので

興味のある方はぜひ↓

http://www.youtube.com/watch?v=1uX3bK7Yw-o

 

インドで暮らすようになって初めて

目に見えてくる現実がたくさんあることに気づきます。

生きるために必死で食べている人たち

病院に行けずに苦しんでいる人たち

一日中物乞いをしている人たち

そして、鶏肉になる直前のニワトリたちの姿も・・・

 

海外旅行に行ったときに誰もが一度は見たことがある光景

ただ、その現実を前に、そのとき抱いたはずの自分の感情も

日本に戻るといつの間にか普段の日常の中に消えていきます

それがいいことなのか、悪いことなのかは分かりません

ただ、インドで暮らしていると、それが決して消えることなく常に日常の中にいます。

 

「あなたにとって、インドとはどんな国か?」

 

もしそんな質問をされたら今の私はきっとこう答えます。

 

「生きることの現実を教えてくれる場所」

 

想像を絶するような貧しい人たちのリアルな人生の一コマを目にして

同じ人間として、自分も必至に生きていると胸を張って言えるか?

貧しい家庭に生まれ、ろくな教育も受けられずに育った人の幸せそうな笑顔を目にして

十分な教育を受け、恵まれた環境で育てられた人間として、

自分が生まれ持って与えられた “幸せ” を忘れていないか?

鶏肉になる直前のニワトリたちを目にして、

“いのちをいただく” という食事の意味を忘れていないか?

そう、いつも自分に問いかけられているかのようです。

生活、家庭、仕事、人生、いろいろな意味で自分のチカラを試されているような気がします。

 

「インドに行くと価値観が変わる」なんて言葉をよく聞きますが、

この表現には、どこか日本を基準とした場合の

インドの一風変わった価値観を称している感があります。

しかし、私はそうは思いません。

日本と比べてインドが変わっているというよりはむしろ、

ひとりの人間として生きることの現実

インドにはその多くが包み隠されることなく

そして、国民がその現実を受け入れながら各個人が強く生きている、という真実があるだけです。

一方で、現代社会を生きる日本人の多くは、

幸か不幸か、その真実を見ずに済む特別な国に生きているのだと思います。

「インドに行くと価値観が変わる」というのは、つまり、

「インドに行くと真実が見える」に過ぎないのかもしれません。

 

(生きたままのニワトリをぶら下げた配達のおっちゃん↓)

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