白身の美味しい魚「Basa Fish」

by 田中啓介 / Keisuke Tanaka

インドの食生活でいちばん最初に戸惑ったのは、

何といってもベジタリアンの数の多さです。

スーパーに行っても基本的に肉・魚は売っていない場合が多くて

「pure vegetarian」などと書かれたベジタリアンレストランもよく目にします。

それでも、チェンナイは比較的様々なシーフードを食べることができる街です。

例えば、チェンナイにある『star bazaar』(スターバザール)という大型スーパーでは

「Non vegetarian」のコーナーがあってたくさんの魚が売られています。

(死んだような目をしてる魚ばかりなのでとてもお刺身で頂こうなどとは思いませんが)

もちろん肉や魚を食べることができるレストランもあります。

チェンナイで食べた魚料理の中で好きなのはこのふたつ

 

“Grilled Basa Fish”

 

“Fish and Chips” です。

 

要は “魚のグリル” と

“フィッシュアンドチップス” なので

何てこともない、よくありがちな普通のメニューなんですが。(笑)

 

そんなことより、今日ご紹介したいのはこの「Basa Fish(バサ)」

両方のメニューにこの「Basa Fish」が使われているんです。

白身の感じや味がタラに似ているので、(タラよりも美味しいかも!)

タラの一種なんだろうと勝手に思い込んでいたんですがどうやら違ったようです。

これ “巨大ナマズ” らしいです。(苦笑)

成長すると全長1.5m、体重250キロにもなるというナマズの一種で、

成長する前のナマズがこの食用魚としてインドで広まっているようです。

ナマズはもともとアメリカでもよく食べられているようですが、

この「Basa Fish」はベトナムやカンボジア、タイなどでよく食されている魚のようで

インドのレストランでもよく目にします。

もしかしたら日本でも気づかないうちに食べていたのかも?

マクドナルドのフィレオフィッシュがどの魚を使っているのかは知りませんが、

例えば、のり弁当定番のおかず「白身フライ」

考えてみると「白身フライ」っていう表現がちょっと怪しいんですよね(笑

タラを使おうが、ナマズを使おうが、どっちみち白身フライなわけですから

実際のところ、タラやその他の白身魚よりも安くて美味しくて安全なのであれば、

レストランや弁当屋さんがナマズを使ってても決して不思議じゃないんですが、

でもやっぱりちょっと 「ナマズ」 っていう響きというか、イメージがねぇーーーー(苦笑

日本の食用ナマズ事情にお詳しい方がいらっしゃったらぜひ教えて下さい!

 

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