【インド引越し前に必読!】インド渡航前に最低限、準備しておくべき能力5選

by TATSUYA

インド在住の日本人は、インドに上手く適応して楽しく暮らしている方と、耐えられず早々に帰国してしまう方、もしくは一刻も早く日本へ帰国したくても会社都合で帰国できず、インドでの生活が辛い方に二極化している印象です。

TATSUYAさん
TATSUYAさん
確かにインドでの生活は大きく異なり、インドで生活するためには様々な能力が必要になります。
ごうぞう
ごうぞう
どんな能力が必要になるぞう?
TATSUYAさん
TATSUYAさん
例えば交渉力、段取り力、リスク予知能力などです。但し、これらの能力はインド渡航後に様々な痛い目に遭うことで、自然と身についていきます。

一方、インドへ渡航する前にある程度準備(心の準備も含む)をしておかないと、インドでの生活に耐えられなくなってしまう能力もあるようです。

私は、インドで長く暮らしている方と、インドに耐えられない方それぞれから何名も話を聞いて、両者の違いについて仮説を立てました。

この記事では、インド生活を快適に楽しむために、インド渡航前に準備しておいた方が良いのではないかと私が考えるスキルについて私の独断と偏見で選んだものもをご紹介します。

TATSUYAさん
TATSUYAさん
あくまでも私個人の見解なので、一意見としてご参考になれば幸いです。

 

 

自炊力

これは自戒も込めてなのですが、自炊ができるかどうかはインド生活での質を大きく左右します。

TATSUYAさん
TATSUYAさん
私の家はチェンナイ郊外にあるので自宅が日本食レストランのデリバリー圏外で、ローカルのご飯しかデリバリーができません。

車に数十分乗って食べに行くことはできるのですが、コロナの感染拡大によりロックダウンされた時は、毎日ローカルのご飯をデリバリーして食べていました。

私は毎日3食ローカルのご飯でも美味しく楽しめたのですが、インドのローカルのご飯を毎日食べるのはキツいと感じる方が多数派です。

家の近所に日本食レストランがある方でも、インドの各都市には日本食レストランが10数軒しかないため、選択肢は多くありません。

一方、自炊であれば食事のバラエティが大幅に広がります。

TATSUYAさん
TATSUYAさん
例えばインドではデリー・グルガオンの「大和屋」やチェンナイの「黒船」を始め日本食材を扱う店があり、醬油や味噌など最低限の日本の調味料は手に入ります。

また、野菜や果物は殆ど何でもありますし、肉や魚も大都市の韓国食材店、日本食材店などへ行けば手に入りますので、自炊さえできればほぼ毎日何でも食べられます。

日本でも外食続きだと不健康になりますが、特にインドのレストランはどんな油で調理しているか分からず、食べてお腹を壊したり気持ち悪くなることも多いので、インドで健康で快適に暮らすには自炊ができることに越したことはありません。

TATSUYAさん
TATSUYAさん
特に2020年3月の初ロックダウンの時は悲惨で、デリバリーも全て止まりスーパーのインスタント食品も全て品切れとなり、スーパーには豆と芋くらいしか置いてなかったので、ジャガイモを茹でて塩をかけて食べるだけという悲惨な食生活で2週間を過ごしました。
ごうぞう
ごうぞう
ロックダウンは本当に大変だったぞう…

その反省から、私も今は最低限の自炊ができるように頑張っています。

 

 

休日を過ごす力

日本では職場と家の往復を繰り返し、時々居酒屋で息抜きするだけという仕事熱心な方も多いと思います。

しかしインドでは一般的に日本と比較して労働時間が少なく、しかも日本人が好むような居酒屋も少ないため、必然的に余暇時間が多くなります。

コロナ前の中国や東南アジアであれば夜や週末は出張者の接待で忙しくなるようですが、インドへ来る出張者は少なく、お店も比較的早く閉まるため、コロナ前の時代からインド駐在員は他の国に比べて余暇時間が多かったという話もよく耳にしました。

すると、無趣味な人はやることがなく引きこもる生活になってしまい、中には無気力になり、鬱になってしまう方もいるようです。

仕事一筋の人が定年後に無気力になってしまうケースをよく聞きますが、インドでは少し早く定年後の生活を体験することになります。

TATSUYAさん
TATSUYAさん
インドでは、以下のような余暇の過ごし方がオススメです。
  • 日本人会のサークル活動(スポーツなど)へ参加する
  • 週末や長期休暇にインド各地を旅行する
  • ヨガ、アーユルヴェーダ、スパイスなどインド文化を楽しむ
  • インドアの趣味(料理、映画鑑賞、読書など)
  • Twitterでインド在住者との交流を深める

インドアとアウトドアの趣味をバランス良く楽しむのがオススメです。

私の趣味は旅行で、旅行情報の交換を通じてインド在住の友達も大勢できたのですが、インドアの趣味が全くなかったのでロックダウンで行き詰ってしまいました。

逆にインドアの趣味しかないと友達が広がらないため情報が入りにくい可能性もあります。

これまで仕事一筋で来た方がインドへ来て急に趣味を持とうと思っても難しく、インド生活で疲れて新しいことを始める気力も持てない可能性があるので、インド渡航前にインド文化などに触れたり、インドアの趣味を作っておくのがオススメです。

インドアの趣味を持つ観点からも、自炊はオススメです。

ごうぞう
ごうぞう
料理なら健康にもインドアの趣味にもなって、一石二鳥だぞう!

 

 

中学卒業レベルの英会話力

インドは多様性のある国なので、英語が訛っていたり文法が間違っているからと言ってインド人からバカにされたり不利益を被ることはありません。

TATSUYAさん
TATSUYAさん
しかし、日本人が多く日本語だけでもある程度のサービスを受けられるバンコクや上海、ホーチミンなどと異なり、インドは英語が全く話せないと生活が成り立ちません。

仕事上はもちろん、移動でも買い物でもレストランでも最低限の英語は必要になるため、駐在員妻の方でも英語を一言も話せないと生活のハードルが高くなってしまいます。

とはいえ接続詞や関係代名詞を駆使した長い英文を喋れる必要はなく、中学卒業レベル(英検3級レベル)が話せれば生活面でのスタートラインとしては問題なく、そこからはインド生活を通じてレベルアップしていけるかと思います(仕事で使う場合はもう少し高いレベルが必要になります)。

但し、単に英検の問題を解けるだけでなく、英検3級レベルの単語や文章を話せる必要があるので注意が必要です(「英検3級」という基準はあくまで私の印象です)。

メンタルが強い方は英語が全く話せない状況からインドで頑張って英語を身に着けてしまいますが、多くの方は全く英語を話せないと何もやる気が起こらず、無気力になる可能性があります。

 

 

体力

インド生活では停電を始め様々なトラブルが頻発し、インド人と交渉するにも体力と気力が必要です。

東京や大阪に住むと、普通に通勤通学をするだけでも1万歩近く歩いてしまいます。

TATSUYAさん
TATSUYAさん
しかしインドでは大都市でも車での移動が多いため、意識して運動する機会を作らないと運動不足になってしまいます。
ごうぞう
ごうぞう
ごうぞう、すぐオート乗っちゃうぞう

地域にもよりますが1年の大半が猛暑の場所もあり、熱射病のリスクも高いです。デリー・グルガオンは大気汚染が深刻で、また交通事故のリスクもあるため、インドで毎日長時間屋外を散歩するのは極めて困難です。

TATSUYAさん
TATSUYAさん
チェンナイは夜でも比較的治安が良く散歩ができ、海岸が近く散歩しやすい環境のため、私は日没後に毎日砂浜を1万歩近く歩きますが、インドでは珍しいケースだと思います。

従って、多くの方がインドで運動するならジムや自宅でランニングや筋トレをすることになりますが、日本で運動習慣が全くなかった人がインドで初めてジムへ行ったり、自宅で筋トレを始めるのはハードルが高いと言えます。

知らない間に体力が低下し、インド生活を乗り切る気力も奪われてしまうため、日本にいる間から運動する習慣を身に着けることがオススメです。

ごうぞう
ごうぞう
運動は大事だぞう

 

 

目標設定力

TATSUYAさん
TATSUYAさん
インドで生活している日本人のうち、「インドで生活するのが大好きで、全く何の疑問も感じない」という人は少ないです。私の勝手な印象ではインド在住者の1割もいないかも知れません。

多くの人は、ビジネスチャンスやキャリアアップを求めてインドへ来たか、会社の業務命令でインドへ来た方だと思います。

もちろん仕事でインドへ来た方々の中にもインドが大好きな方は大勢いると思いますが、それでもふと「なんで自分はインドにいるんだっけ?」と疑問を感じてしまう人は多いです。




最初の3ヶ月はカルチャーショックの連続で、インドで生じる日々のトラブルを楽しめるのですが、インド生活に慣れてくると面白さを感じられず「ただのストレス」になります。

インド生活や仕事で大きなストレスを感じた時に、「なんでインドへ来たのか?」が曖昧だと心が折れてしまい憂鬱か帰国の二択を迫られてしまうことになります。

業務命令でインドへ来る駐在員の場合には「インドへ来る理由なんて無い」と感じるかも知れません。

「家族を食べさせるために、会社の業務命令には逆らえないから嫌でもインドへ行かざるを得ない」と考える方もいると思います。

しかし、

「どうしてその会社で働いているのか(どうして転職せずに業務命令に従うことにしたのか)」

「どのような家庭を築きたいのか」

などを掘り下げて考えないと、インドへ生活に耐えられず家庭に亀裂が生じてしまうケースもあります。

楽天的で細かいことを気にしない方は何も考えずにインドへ来ても何とかなると思いますが、心配性で神経質な性格の方ほど渡航前に「どうしてインドへ行くのか」「インドでの経験を通じて何を得たいのか」という目標を設定することをお勧めします。

 

 

インド生活も事前の心の準備が大切

何事も段取りが8割などと言いますが、準備不足のままインドへ行ってから路頭に迷って、早々にインド生活を切り上げざるを得ない方も少なくありません。

スムーズにインド生活を始めるために、インドへの移住を検討されている方は本記事でご紹介した内容を参考に準備することをお勧めします。

ごうぞう
ごうぞう
インドで現地採用を目指す人は、この記事を読んで見てほしいぞう!

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