日本にいるときは、「カレーはカレー粉から作る派」だった私。インド料理のお店に行ったことも2〜3回しかなかったくらいです。そして、カレーに使われるスパイスにどのようなものがあるのかさえ、よく知らずインドに来てしまっておりました、汗。
そんな私ですが、最近「スパイス専門店」に行ってきました。そして、「スパイスって何…?」と考え調べてみてわかったことは、多くが「生薬」として使われるものと同じ(または似た)成分で、植物の根や茎、果実、種子などであること。和名にしてしまえば、生薬として聞き覚えがあるものが多いことに驚きました。
カレーなどのインド料理によく使われるスパイスとして、たとえば…
「ターメリック」・・・黄色の成分
ショウガ科、和名:ウコン
【効能・効果】殺菌作用、血液の浄化、止血効果、強壮作用など
(ウコンを毎日のようにとるインド人は暑さにも負けず元気なはずだと妙に納得しました。)
「レッドペッパー」・・・赤色の成分
ナス科、和名:赤唐辛子
【効能・効果】健胃薬、凍瘡・凍傷の治療など
「コリアンダー」・・・とろみ成分
セリ科、和名:コエンドロ(葉:パクチー、種子:コリアンダー)
中国ではチャンツァイ(香葉)とも呼ばれる。全草の乾燥品である「胡荽」として生薬としても使われる。
【効能・効果】炎症緩和、毒素排泄など
※ 効能・効果についてはヒトでの有効性に関するエビデンス(科学的根拠)がすべてとれているものではありません。
その他のスパイスにもシナモン、ニンニク、ショウガ、ミント、フェンネル(和名:ウイキョウ)などなど。
また、インドの味といえば!でよく耳にする「マサラ」というのは、これらのスパイスを調合したものだということも実は最近知りました。
(なんだか「そんなの当然!」と言われそうでお恥ずかしいのですが…。)
今まで「カレー粉から作るカレー」について味は気にしても「身体への良し悪し」という視点で考えたことはなかったのですが、「スパイス(生薬)から作るカレー」として考えると、味だけでなく身体にも良い作用がたくさんありそうなことに気づけて興味がわいてきました。
(ただ、スパイスの食事になれない日本人が、突然スパイスをとりすぎると胃腸に負担がかかりそうで少し心配ですが…。)
今度、英語の先生のお母さんがインド料理を教えて下さるそうで、私の英語の聞き取り力に不安はあるものの楽しみにしています。
インドに来たからには、「カレーはスパイスから作る派」といえるようになりたいです。
【参考】
レヌ・アロラの「おいしいインド料理」 柴田書店
3 comments
はじめまして!スパイスの香につられて来ました。^^
私はアーユルヴェーダというインドの伝統医学を勉強しているため
よくインドに行くのですが、イチバン上の写真のようなキレイなスパイスやさんをみたことがありません。これは外国人むけのお土産店ですか?
Satvikさん、コメントありがとうございます。このお店はショッピングモールによく入っているスパイス専門のチェーン店です。外国人向けというか、富裕層向けという感じかもしれません。妻も現在アーユルヴェーダについて勉強しているようです。どうか今後とも情報交換等させていただければ幸いです。
やはりチェンナイは豊かですね〜!ありがとうございました。アーユルヴェーダについてのことでしたらいつでもどうぞ〜^^
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