名前を覚えきれない程、バラエティに富んだストリートフードがインドにはたくさんあります。
値段も格安で10ルピーから試すことができますよ!
小腹が空いた時に食べたい軽食編
1.サモサ
サモサは中にじゃがいもやグリーンピースが入った三角形の形をした揚げ物。
軽食といいながら、ひと口食べるだけでドーンと重いサモサですが、インドではオフィスの休憩時間などにも食べられる定番ストリートフード。
「サモサが嫌いなインド人はいない」といっても過言ではないほど人気で定番のサモサは、必ず試したいストリートフードの1つです。
2.パニプリ
パニプリは、ボール状の揚げたスナックの中にじゃがいもやひよこ豆を入れ、その中に味のついた水を入れてひと口で食べるストリートフード。
この「味のついた水」は一般的にジャルジーラと呼ばれる飲み物で、クミンシードを中心に各種スパイスが使用されていて、少しクセがあるので日本人の中では嫌いな方も多いですが、何回も食べている内にクセになってしまうパニプリ。ジャルジーラについては過去の記事でご紹介していますのでこちらもご覧ください。
年中食べることのできるパニプリですが、水分のあるストリートフードなので特に夏の時期に人気です。
3.アルーティッキ
アルーティッキは、じゃがいも(アルー:Aloo)をマッシュ状にして揚げたマッシュドポテトのようなストリートフード。
比較的日本人にも馴染みのある味で食べやすいですが、上からヨーグルトソースやスパイスをかけることもあるので苦手な方は要注意(↓の写真のイメージです)。
4.モモ
正確にいうとモモはインドではなくチベット・ネパールのものですが、インドでもよく見かけ、多くのインド人の好まれて食べられている、ポピュラーなストリートフードです。餃子に似ているので日本人の口にもよく合います。
また、インドのモモは揚げモモと蒸しモモの2種類あり、中身はベジ(野菜)かノンベジ(鶏肉か豚肉)がポピュラーです。
最近はスイーツのようなチョコモモもあり、変わり種も増えてきている印象です。
5.ベルプリ
ベルプリは、ポン菓子にトマトや玉ねぎなどの野菜とスパイスを混ぜ合わせたスナック。クセになる味と食感で、何口でも食べたくなってしまいます。
海辺や川辺、観光地ではよく移動販売が行われているので、景色を楽しみながら楽しむことのできる、お手軽ストリートフードでもあります。
食事の後に食べたいデザート編
1.クルフィ
クルフィは牛乳を煮詰めたものを冷凍して作られたインドの伝統的なアイスクリームです。
インドは酪農国ということもあり乳製品の種類も多く、日本の乳製品よりも濃厚なので日本のインド料理屋で食べることのできるクルフィとは一味違います。
また、ピスタチオやカルダモンなどのインドらしいナッツやスパイスのフレーバーがあり、棒付きのものだけでなくマッカという素焼きの小さな壺に入って売られていることもあります。
暑い夏の時期、散歩中や食事の後に食べたいストリートフードです。
2.ファールーダ
ファールーダはミルク、アイスクリーム、ローズウォーター、バジルシードなどが入った、グラスの中にところてんのような透明の麺が入った不思議なデザート。
「え?アイスクリームに麺類?」とはじめは不思議に思いますが、食べてみるとびっくり。
ファールーダを取り扱うお店は、ムスリムの方が集まる地域でよくみられるので探してみてください。
ちょっと一息つきたい時に食べたい飲み物編
1.チャイ
インド人のエナジーの素・チャイ。チャイはミルクティーのようなもので、カルダモン・クローブなどのスパイスや生姜がブレンドされています。
また、コップの違いを比べるのもチャイの楽しみ方の1つでもあります。
最近は紙コップでチャイをふるまうお店が多いですが、お店や地域によっては使い捨ての素焼きのコップに入ったチャイや、使い回しのグラスに入ったチャイをふるまってくれるお店もあります。
2.ラッシー
ラッシーはダヒー(インドのヨーグルト)をベースに作られた乳製品ドリンク。日本のインド料理屋にもよくあるので飲んだことのある方も多いのではないでしょうか?
砂糖で味付けされたものが多いですが、マンゴーなどのフルーツで味付けされたものもあり、夏の暑い時期に飲むと火照った身体が冷やされます。
インドで安全にストリートフードを食べるには?
①ストリートフードメニューのあるレストランに行く
ストリートフードを食べるのに路上のお店ではなくレストランで食べるのは少し邪道かもしれませんが、これが1番安全にストリートフードを食べる方法です。
定番のストリートフードが揃うインドのファミリーレストランチェーン店
少しお洒落にアレンジされたストリートフードを楽しめるチェーンカフェ
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②加熱調理されたものを選ぶ
インドのストリートフードには生の玉ねぎスライスが付いてくることも多いですが、適切な保存がされていない生野菜がほとんど。暑いインドで屋外で野ざらしにされている野菜スライスには、雑菌が繁殖しがちなので、生野菜は避けるようにしましょう。
③繁盛しているお店を選ぶ
また、インドのストリートフードは誰でも開店できるということもあり、味の当たり外れも多いです。
地元の人で繁盛しているお店は美味しい可能性が高いので、ストリートフードを楽しみたい場合はよく観察してお店を選びましょう。