デリー近郊在住主婦の食生活事情

by 田中啓介 / Keisuke Tanaka

先日インドに来て以来、初めての出張に行ってきました。

チェンナイからデリーへ飛行機で約2時間半。

時期的には少し高めのようですが往復で約2万5000円

今回は1泊2日の出張だったので

あまり観光をするつもりもなかったんですが、

デリーでのアポまでに少し時間があったので、

ノイダというデリー近郊の街に住まれているブログで知り合った方とお会いしてきました。

この方は8年以上もインドに住んでいて、

ご自身でもオシャレな服のセレクトショップを運営されている超ステキな人です。

(インドのフリー雑誌月刊Chaloにも掲載されています)

ご自宅でランチまでご馳走になっていたところ、

近くに住むママさん友達が2名、

子どもたちが3名

さらに、日本から取材に来たという日本人2名とインド1名、

総勢8名が加わってなんだか大賑わい(笑)

そして突然始まった取材の内容は

インドに住む日本人主婦が食生活において困っていること、

あったらいいなと思うサービスについて話を聞かせてほしい

というものでした。

私もありがたいことに取材の輪の中に入れもらい

一緒になって「ふむふむ」とメモを取っていました。

聞いていると、やはりデリーはチェンナイよりもかなり便利なようで、

日本食材を多く取りそろえているお店があったり、

日本食材を海外赴任者や海外出張者に届けてくれる

「海外送付サービス」というものがあるんだそうです。

(チェンナイでもこんなサービスないのかな?)

(もしご存知の方がいらっしゃればぜひ教えてほしいです)

チェンナイと比べるとデリーはかなり便利なようですが、

それでもやはりニーズはたくさんあるようです。

デリーに住む日本人主婦の方が困っていることはこんな感じ

–      納豆、刺身、薄切肉、野菜ジュース、離乳食、日本製のおむつがほとんど買えない

–      店によって取り扱い商品が違いすぎるのでまとめて欲しいものが買えない

–      100円ショップみたく何でも安く買える店がないし、プラスチック類がやたら高い

–      新商品が全然出ない。(日本みたいに季節ごとに定期的に新商品を出してほしい)

–      ワインや食材等の保存状態が悪すぎる(温度が命なのに全く品質管理されていない)

–      日本食材が買えたとしてもあまりにも高すぎる

などなど

だから定期的にシンガポールやタイ、マレーシアまで

まとめて食材の買い出しにも行ったりするのだとか。

取材に来ていた食品会社およびロジスティック会社の方も

どうすればインドで日本食材のデリバリーサービスを提供できるか

アイデアを出し合っているようでした。

–      受取人が不在の場合にサーバント(家政婦)に手渡すのはアリかナシか?

–      配達者は英語ができなくても問題ないか?

–      欲しいものがちゃんと届くのを前提に注文からどのぐらいの期間待ってもらえそうか?

などなど

商品を取りそろえて最終的にお客様の手元に届くまでに

多くの利害関係者が関わらざるを得ないので

いろいろと課題があるようで

デリーからさらに他州にまでデリバリー

という話になるとそー簡単には実現できなさそうです。

 

日本食材のデリバリーサービス

チェンナイでも間違いなくこれからニーズが高まってくるので

ぜひチェンナイにも進出してきてください!

 

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