インド料理といえば、豊かなスパイスの香りと深い味わいが特徴です。その中でも「チキンカレー」は、世界中で愛されている代表的な料理の1つです。
家庭で作るのは難しそうに思われがちですが、実はシンプルな手順で本格的な味を楽しむことができます。
今回は、初心者でも簡単に作れる美味しいチキンカレーのレシピをご紹介します。 ※スパイスを使用する際は事前にテイスティングを行うようにしてください!
材料(4人分)
- 鶏もも肉:500g(大きめの一口大に切る)
- 玉ねぎ:2個(みじん切り)
- トマト:2個(みじん切り)
- にんにく:4片(みじん切り)
- 生姜:1片(みじん切り)
- 無糖ヨーグルト:1/2カップ
- カレー粉:大さじ2
- ガラムマサラ:小さじ1
- ターメリック:小さじ1
- クミンパウダー:小さじ1
- コリアンダーパウダー:小さじ1
- 赤唐辛子:小さじ1(お好みで)
- 塩:適量
- サラダ油:大さじ2
- 水:1カップ
- フレッシュコリアンダー:適量(飾り用)
今回使用するスパイス
ガラムマサラ
インド国民で嫌いな人はいないんじゃないかというくらい、国民に愛されているスパイス「マサラ」。
ガラムマサラはインドの3~10種類の混合スパイスになっています。
- カルダモン
- クローブ
- クミン
- コリアンダー
- シナモン
- ブラックペッパー など
カレーはもちろん、肉料理・野菜・豆・乳製品などなど、幅広い料理に使われていて、仕上げに振りかけると一気に本格的な味になります。
これ1つで複数のスパイスがバランスよく調合されているので、初めてスパイスを使うという方にもオススメなスパイスです。
ターメリック
ターメリックは、生姜の仲間で日本では「ウコン」として知られています。
独特の香りとほろ苦い風味がよく、料理を黄色く色づけるのにもよく使われるので、名前を知っている方も多いのではないでしょうか。
クミン
名前は聞いたことあるけれど、日本ではあまり馴染みのないスパイスの1つ「クミン」。
実はカレーパウダーの主原料でもあり、スパイスカレーには欠かせないスパイスになっています。
とくに肉料理に合うスパイスで、野菜炒めや焼き鳥などに少し振るだけで一気に「エスニック」な雰囲気に。
コリアンダー
コリアンダーは、パクチーと同じ植物で、葉っぱの部分は香りが独特です。
スパイスとして利用されるのはこの植物の「種子」の部分で、葉っぱ部分と異なり甘くまろやかな香りとほんのりスパイシーさもあるスパイスになっています。
実は種子はそこまでクセも強くないので、ひき肉料理やソーセージ、シチューなどに入れるのもオススメになっています。こちらもクミンと並んでカレーには欠かせないスパイスです。
下準備
- 鶏もも肉を一口大に切り、ヨーグルトと少量のカレー粉(分量外)を混ぜ合わせておく(約30分)
- カレー粉、ガラムマサラ、ターメリック、クミン、コリアンダー、赤唐辛子を混ぜ合わせておく
- 玉ねぎ、トマト、にんにく、生姜をそれぞれみじん切りにしておく
作り方
- 鍋にサラダ油を熱し、玉ねぎを透明になるまで炒めます
- にんにくと生姜を加えてさらに炒めます
- トマトを加え、トマトが柔らかくなるまで炒めます
- 混ぜ合わせておいたスパイスを加え、香りが立つまで炒めます
- マリネしておいた鶏肉を鍋に加え、全体にスパイスが絡むように炒めます
- 水を加え、鍋の蓋をして中火で20分ほど煮込みます(※途中で様子を見て必要なら水を追加する)
- 塩で味を整え、最後にガラムマサラを加えて軽く混ぜる
- 皿に盛り付け、フレッシュコリアンダーを散らして飾り、完成!
作るときのポイント
ヨーグルトに漬け込むことで、お肉が柔らかく仕上がります。
辛いものが苦手な方は赤唐辛子を控えめにするなど、スパイスの調整はお好みに合わせておこなってください。
スパイスはどこで購入する?
インドでは、街中やスーパーなど、さまざまなお店でスパイス購入が可能です。
瓶タイプや、箱タイプのような小分けで売られているものも多くありますが、大きな瓶に入っているものから欲しいスパイスを定員さんに伝えて詰めてもらえるタイプのお店も多くあります。
基本的にグラム単位で購入ができるので、わたしはこちらがオススメです。
おわりに
ご飯はもちろん、ナンやチャパティ・パラタなどと一緒に食べるのもオススメです。
スパイスカレーは難しそう…なんて方にも意外と簡単に作れそう!と思ってもらえたら嬉しいです。
ぜひ作ってみてくださいね。